バゴーの虐殺
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バゴーの虐殺 | |
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2021年ミャンマークーデター、2021年ミャンマークーデター抗議デモ中 | |
場所 | バゴー |
日付 | 2021年4月9日 |
死亡者 | 82+ の民間人 |
犯人 | ミャンマー国軍、警察 |
刑罰 | None |
バゴーの虐殺は、2021年4月9日にミャンマーのバゴーで起きた虐殺である。
背景
[編集]→詳細は「2021年ミャンマークーデター」および「2021年ミャンマークーデター抗議デモ」を参照
2021年2月1日、ミャンマー国軍はアウン・サン・スー・チー率いる国民民主連盟政権に対しクーデターを起こし、権力を掌握した。これに市民は全国的に大規模な抗議運動を繰り広げた。なお、本項で扱う事件の1カ月前、3月14日にラインタヤ郡区では65人以上の民間人が死亡したラインタヤの虐殺が発生している。
事件
[編集]虐殺に至る数週間、国軍政権はバゴーにおける夜間のインターネット利用を遮断していた[1]。事件前日の夕方、軍事作戦が行われるとの噂が地元で広まっていた[2]。2021年4月9日の朝、インターネット、電話、電気が遮断され抗議者間のコミュニケーションが妨害された[1][2][3]。
午前5時ごろ作戦が始まった。それから翌日明にかけて82人が死亡したとされる[4][5]。攻撃は銃撃のほか、迫撃砲やロケットランチャーなど重火器が用いられた[4][6]。
脚注
[編集]- ^ a b Insights @ Monash University IP Observatory (2021年9月1日). “Myanmar’s Military Massacre in Bago: Hour by Hour Internet Access Measurement” (英語). Medium. 2023年2月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月27日閲覧。
- ^ a b “Violence against protestors in Bago” (英語). Myanmar Witness (2022年4月10日). 2023年2月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月27日閲覧。
- ^ Lee, Joyce Sohyun (2021年8月25日). “How Myanmar’s military terrorized its people with weapons of war” (英語). Washington Post. 2023年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月27日閲覧。
- ^ a b 津田和子 (2021年4月11日). “ミャンマーデモ攻撃 82人死亡”. 読売新聞. オリジナルの2023年4月19日時点におけるアーカイブ。 2023年4月19日閲覧。
- ^ “目撃者が語るミャンマー軍の殺戮、市民を容赦なく標的に”. CNN. (2021年4月17日). オリジナルの2023年4月19日時点におけるアーカイブ。 2023年4月19日閲覧。
- ^ 森浩 (2021年4月10日). “ミャンマー国軍、抗議デモ銃撃 80人以上死亡と現地メディア 「大量虐殺だった」”. 産経ニュース. オリジナルの2023年4月19日時点におけるアーカイブ。 2023年4月19日閲覧。