トゥーレ陸橋

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トゥーレ陸橋トゥーレ北大西洋陸橋[1])は、イギリス諸島とグリーンランド中央部を結んでいた陸橋で、現在は大西洋の下に沈んでいる。この陸橋はサネティアンに出現し、始新世初期に消滅した。トゥーレ陸橋は、ブリテン諸島グリーンランドを経由して北部ヨーロッパ大陸北アメリカ大陸を結んでいたという説がある[1]フェロー諸島アイスランド・フェロー海嶺アイスランドデンマーク海峡の浅い部分は、トゥーレ陸橋の一部であったと考えられている。

他の陸橋との関係[編集]

トゥーレ陸橋が存在したとすると、ドッガーランドとグリーンランドは結ばれていたはずである。

また、ヨーロッパから北米への陸橋は、グリーンランドとバフィン島を結ぶ デービス海峡の南部にある、無名の横断路で繋がっていたという説もある。

参考文献[編集]

  1. ^ a b Maria Hlynska, Leroy Leggitt, Alexey A. Kotov (2015年1月). “Miocene Cyclopid Copepod from a Saline Paleolake in Mojave, California”. 2021年7月18日閲覧。

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