コンテンツにスキップ

チモキノン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チモキノン
識別情報
CAS登録番号 490-91-5 ×
PubChem 10281
ChemSpider 9861 チェック
日化辞番号 J6.047J
ChEMBL CHEMBL1672002 ×
特性
化学式 C10H12O2
モル質量 164.2 g mol−1
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

チモキノン (: Thymoquinone) は、1,4-ベンゾキノンp-ベンゾキノン)が持つ6員環の2位にイソプロピル基、5位にメチル基が結合した有機化合物である。

所在・用途

[編集]

欧米ではブラッククミンシード(Black cumin seeds)として知られる植物(Nigella sativa L. (Ranunculaceae))[注釈 1]から抽出される。肝臓保護作用、抗炎症作用、抗酸化作用、抗がん抗腫瘍作用などが研究されている[1]。その他にも神経精神系の作用を標榜する研究者らも居る[2]


注釈

[編集]
  1. ^ キンポウゲ科クロタネソウ属ニオイクロタネソウ、原産地は南西アジア

出典

[編集]

参考文献

[編集]
  • Khader, Mohannad; Eckl, Peter M (2014). “Thymoquinone: an emerging natural drug with a wide range of medical applications”. Iranian journal of basic medical sciences (Mashhad University of Medical Sciences) 17 (12): 950. PMC 4387230. PMID 25859298. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4387230/.