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スイカシードオイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

スイカシードオイル(Watermelon seed oil)は、スイカ種子を圧搾して抽出した油である。西アフリカでは特に一般的で、ootanga oilと呼ばれる。

スイカは、約5000年前のカラハリ砂漠に由来を持つと考えられている。祖先の野生種であるカラハリメロンは今でも同地で育てられており、圧搾してカラハリメロンオイルが取られる。スイカはエジプトを通って北に伝搬し、ローマ時代には栽培され、珍重された[1]

祖先の野生種と同様に、栽培されたスイカの種子からも圧搾して油が得られる。伝統的に、種子の殻を剥いて、日干しし、その後、圧搾する。スイカシードオイルは、不飽和脂肪酸、特にリノレン酸オレイン酸を多く含む[2]

スイカシードオイルの脂肪酸組成[3]
脂肪酸 %
パルミチン酸(C16:0) 11.0
ステアリン酸(C18:0) 10.0
オレイン酸)(C18:1 15.0
リノレン酸(C18:2) 63.0
スイカシードオイルの特徴[4]
屈折率 (40°C) 1.4630-1.4670
ヨウ素価 115-125
鹸化価 190-198
不鹸化物 最大1.5%
水分 最大0.5%
Colour 1/2" cell (y+5R) 20.0ユニット

出典

[編集]
  1. ^ How to Grow Watermelon - Gardening Tips and Advice, Seeds and Plants at”. Burpee.com. 2014年4月7日閲覧。
  2. ^ Tarek A. El-Adawy and Khaled M. Taha (2001). “Characteristics and Composition of Watermelon, Pumpkin, and Paprika Seed Oils and Flours”. J. Agric. Food Chem. 49 (3): 1253–1259. doi:10.1021/jf001117+. PMID 11312845. 
  3. ^ Solvent Extractors' Association of India Handbook (2009).
  4. ^ Raziq ; Grasas y Aceites. “Characterization of seed oils from different varieties of watermelon [Citrullus lanatus (Thunb.)] from Pakistan”. Grasasyaceites.revistas.csic.es. 2014年4月7日閲覧。