シベリアビッグホーン
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シベリアビッグホーン | |||||||||||||||||||||||||||
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シベリアビッグホーン Ovis nivicola
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保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Ovis nivicola Eschscholtz, 1829[1][2][3] | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
シベリアビッグホーン[3] | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Siberian bighorn Snow sheep[3] | |||||||||||||||||||||||||||
シベリアビッグホーン(Ovis nivicola)は、偶蹄目(鯨偶蹄目とする説もあり)ウシ科ヒツジ属に分類される偶蹄類。別名ユキヒツジ[3]。
分布
[編集]主な分布域はレナ川以東で、南限はヤブロノヴイ山脈[1]。
形態
[編集]尾は幅広い[3]。臀部の白色斑は小型で、尾に接しない[3]。
耳介は短く、先端が丸みを帯びる[3]。染色体数は2n=54[3]。
分類
[編集]ユキヒツジは60万年前に分岐しており、北アメリカのビッグホーン、ドールビッグホーンと近縁である。これらは更新世(およそ75万年前)にシベリアからアラスカ州へと渡り、その後3つの種に分岐している[要出典]。
亜種の分類は混乱している[1]。以下の分類はMSW3に従う[2]。和名は後述する分類も含めて今泉(1988)に従う[3]。
- Ovis nivicola nivicola Eschscholtz, 1929 カムチャッカビッグホーン
- Ovis nivicola borealis Severtzov, 1873 タイミルビッグホーン
- Ovis nivicola kodarensis Medvedev, 1994
- Ovis nivicola koriakorum Tschernyavsky, 1962
一方でロシアでは以下の分類が主流とされる[1]。分布は2017年現在のIUCNに従う。
- Ovis nivicola nivicola Eschscholtz, 1929 カムチャッカビッグホーン
- カムチャッカ半島
- Ovis nivicola alleni Matsche, 1907 タイゴノスビッグホーン
- Ovis nivicola borealis Severtzov, 1873 タイミルビッグホーン
- タイミル半島
- Ovis nivicola koriakorum Tschernyavsky, 1962
- Ovis nivicola lydekkeri Kowarzik, 1913 ヤナビッグホーン
生態
[編集]主に草本を食べるが、木の新芽、コケ、地衣類なども食べる[1]。
人間との関係
[編集]狩猟による影響が懸念されている[1]。1980年代中期の生息数は85,000 - 95,000頭と推定されている[1]。
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i Harris, R.B. & Tsytsulina. K. 2008. Ovis nivicola. The IUCN Red List of Threatened Species 2008: e.T15740A5076357. doi:10.2305/IUCN.UK.2008.RLTS.T15740A5076357.en, Downloaded on 14 August 2017.
- ^ a b Peter Grubb, "Artiodactyla,". Mammal Species of the World, (3rd ed.), Volume 1, Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder (ed.), Johns Hopkins University Press, 2005, Pages 637-722.
- ^ a b c d e f g h i 今泉吉典 「シベリアビッグホーン(ユキヒツジ)」『世界の動物 分類と飼育7 (偶蹄目III)』今泉吉典監修、東京動物園協会、1988年、103-104頁。