キューバ (軽巡洋艦)
表示
改装後の「キューバ」 | |
艦歴 | |
---|---|
発注 | クランプ社フィラデルフィア造船所 |
起工 | 1910年 |
進水 | 1911年8月10日 |
就役 | 1911年 |
その後 | |
除籍 | 1971年に除籍 |
前型 | パトリア |
後級 | ハバナ |
性能諸元(改装後) | |
排水量 | 常備:2,055トン 満載:-トン |
全長 | 79.2m |
水線長 | -m |
全幅 | 11.9m |
吃水 | 4.3m |
機関 | 改装後:バブコック・アンド・ウィルコックス式石炭専焼水管缶4基 +直立型三段膨張式レシプロ機関2基2軸推進 |
最大出力 | 6,000hp |
最大速力 | 26.0ノット |
航続距離 | -ノット/-海里 |
燃料 | 竣工時は石炭250トン 改装後は重油250トン |
乗員 | 150名 |
兵装(竣工時) | 10.2cm(50口径)単装速射砲2基 5.7cm(40口径)単装速射砲4基 4.7cm(40口径)単装速射砲10基 3.7cm(43口径)単装機砲11基 7.6mm(90口径)単装機銃2丁 |
兵装(1942年) | 10.2cm(50口径)単装速射砲2基 7.6cm(50口径)単装速射砲2基 7.6cm(23口径)単装高角砲1基 5.7cm(40口径)単装速射砲2基 4.7cm(40口径)単装速射砲6基 3.7cm(43口径)単装機砲11基 7.6mm(90口径)単装機銃2丁 爆雷投射機2基 |
装甲 | なし |
同型艦は存在していない。
概要
[編集]本艦は元々はキューバがアメリカ合衆国のウィリアム・クランプ・アンド・サンズ社フィラデルフィア造船所に発注したスループで1911年8月10日に就役。
艦形
[編集]本艦の船体形状は平甲板型船体で艦首は垂直だった。全甲板上に10.2cm単装砲を防盾の付いた単装砲架で1基。その背後に艦橋を基部とする単脚式の前部マストが建つ。船体中央部には2本煙突が立ち、その周囲は艦載艇置き場となっており、2本1組のボート・ダビッドが片舷3組ずつ計6組で運用された。後部マストの背後に10.2cm砲が後ろ向きに1基が配置されていた。
就役後の1919年に類別を軽巡洋艦に変更。に老朽化した本艦を1936年から1937年にかけて第1次近代化改装が行われた。主な変更点は石炭専焼缶を重油専焼ボイラーに換装し、2本あった煙突は1本にまとめられた。
外観上での変化は、艦首が整形されてやや傾斜のついた艦首形状となり、前部マストは三脚マストとなった。
武装面においては主砲以外の備砲が一新されたことであった。
艦歴
[編集]改装後にイギリスで開催されたジョージ6世戴冠記念観艦式にキューバ海軍旗艦として参加。1956年には第2次近代化改装されフリゲートに類別変更された。老朽化のため1971年に除籍。
参考図書
[編集]- 「Conway All The World's Fightingships 1906-1921」(Conway)