ウィング (建築)

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イギリスグリニッジクイーンズ・ハウスは中央の家(1635年建設)をコロネードで、後の左右のウィング(1807年)とつなげている。
京都国立博物館でも左右のウィングがある。

建築用語におけるウィング英語: Wing in architecture)および右翼・左翼(うよく・さよく)とは、主たる建築物に従属した部分をいう。通常、左右に翼状に伸ばした鳥の(wing)のようになるため、そう呼ばれる[1]。単に翼(よく)と呼ばれたり、翼棟(よくとう)、袖廊(しゅうろう)などとも呼ばれる。

主たる建築物に後程追加する場合も、初めから左右にウィングを付けて建築する場合もある。

欧米では、ヴェルサイユ宮殿ラテラノ宮殿サンスーシ宮殿などにその例が見られる。アメリカ合衆国議会議事堂では右翼(向かって右側)に上院、左翼(向かって左側)に下院があり、またホワイトハウスイーストウイングウエストウイングも有名である。

日本では、京都国立博物館聖徳記念絵画館などに左右のウィングがあり、国会議事堂には右翼に衆議院が、左翼に参議院がある。

フランスヴェルサイユ宮殿のパノラマ

脚注[編集]

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