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イヴリン・リアー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イヴリン・リアー
1994年撮影
基本情報
出生名 イヴリン・シュルマン
生誕 (1926-01-08) 1926年1月8日
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク州ブルックリン区
死没 (2012-07-01) 2012年7月1日(86歳没)
学歴 ベルリン高等音楽院
ジャンル クラシック音楽
職業 声楽家(ソプラノ)

イヴリン・リアー(Evelyn Lear, 1926年[1][2]1月8日[3] - 2012年7月1日)は、アメリカ出身のソプラノ歌手。本名はイヴリン・シュルマン(Evelyn Shulman)[4][5]

経歴

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1926年、ブルックリン生まれ。ジュリアード音楽院でピアノ、ホルンと声楽を学ぶ。フルブライト・プログラムにより、1957年からベルリン高等音楽院で声楽を学び、1959年にロンドンでリヒャルト・シュトラウスの《四つの最後の歌》を歌って歌手としての活動を始めた[6]。そして、同年のベルリン・ドイツ・オペラにおけるリヒャルト・シュトラウスの《ナクソス島のアリアドネ》の上演で作曲家役を歌ってオペラ歌手としての初舞台を踏んだ。以後、1964年までベルリン・ドイツ・オペラの専属歌手として活動した。

1960年にはウィーンでカール・ベームの指揮によりアルバン・ベルクの《ルル》の表題役を歌って成功を収めた。1963年にはミュンヘンでのヴェルナー・エックの《サン=ドミンゴ島の結婚》の初演に参加している。1965年にはコヴェントガーデン王立歌劇場に於けるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》の上演でドンナ・エルヴィーラを歌ってイギリスでのオペラ・デビューを飾り、同年にカンザス市のパフォーミング・アーツ・センターでゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの《ジュリオ・チェーザレ》の上演にクレオパトラ役として参加し、アメリカでのオペラ・デビューを果たした。1967年にはジョアキーノ・ロッシーニの《セビリアの理髪師》のロジーナ役としてメトロポリタン歌劇場に初出演している。1984年にはミュージカル《エリザベスとエセックス》でエリザベス女王役として出演[7]。1985年にメトロポリタン歌劇場でリヒャルト・シュトラウスの《ばらの騎士》の元帥夫人役を歌ってオペラ歌手としての活動から引退した。

2012年、メリーランド州サンディー・スプリングスにて死去。[8][9]

脚注

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  1. ^ Lentz III, Harris M. (2013) (英語). Obituaries in the Performing Arts, 2012. McFarland & Co.. p. 166. ISBN 9781476603858. OCLC 823897588 
  2. ^ 1928年生まれとする資料もある。(Evelyn Lear”. 2018年10月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月31日閲覧。)
  3. ^ アーカイブ 2017年6月9日 - ウェイバックマシン
  4. ^ イヴリン・リアー - Discogs(英語)
  5. ^ アーカイブ 2018年10月31日 - ウェイバックマシン
  6. ^ 護, 渡辺「歌手たちのプロフィール」『モーツァルト《魔笛》カール・ベーム』、ポリグラム、1998年、18頁、ASIN B00005FIIP 
  7. ^ アーカイブ 2016年3月4日 - ウェイバックマシン
  8. ^ イヴリン・リアー - IMDb(英語)
  9. ^ イヴリン・リアー - Find a Grave(英語)