イエス、わが喜び
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イエス、わが喜び(イエス、わがよろこび、ドイツ語: Jesu, meine Freude)は17世紀の代表的なドイツ・コラールである。17世紀以来ドイツの人々に深く愛されてきた。ヨハン・ゼバスティアン・バッハのモテットBWV227。
原作
[編集]作詞者はヨハン・フランクである。作曲は、教会音楽歌家ヨハン・クリューガーである。この歌は、クリューガーの1653年の聖歌集に最初に収録された。
原作は、6節からなり、キリストへの情熱的な愛を歌っている。しかし、個人的な色彩が強いため、ルター派の教会では使用を反対するところもあった。
編曲
[編集]ドイツ人の愛好する賛美歌で、ヨハン・ゼバスティアン・バッハを始めとして多数の作曲家が、この曲に基づいて、オルガン曲や合唱曲を書いている。バッハのクリスマス・オラトリオ第40曲にも取り入れられている。
バッハのモテットの構成
[編集]典型的なABCDCBAのブリュッケン・フォルム「橋型形式」である。
- Jesu, meine Freude (1. スタンザ) イエス、わが喜び
- Es ist nun nichts Verdammliches (聖句、ローマ書8:1、8:4) 「こういうわけで、今は、キリスト・イエスにある者が罪に定められることは決してありません。(ローマ8:1)」[1]、「これ肉に從はず靈に從ひて歩む我らの中に、律法の義の完うせられん爲なり。(ローマ8:4)」[2]
- Unter deinem Schirmen (2.スタンザ)主の守り
- Denn das Gesetz (à 3, 聖句、ローマ8:2)「なぜなら、キリスト・イエスにある、いのちの御霊の原理が、罪と死の原理から、あなたを解放したからです。」
- Trotz dem alten Drachen (3. スタンザ)
- Ihr aber seid nicht fleischlich (Fugue,聖句、ローマ8:9) 「もし神の御霊があなたがたのうちに住んでおられるなら、あなたがたは肉の中にではなく、御霊の中にいるのです。キリストの御霊を持たない人は、キリストのものではありません。」
- Weg mit allen Schätzen (4. スタンザ) 去れ、すべての宝
- So aber Christus in euch ist (à 3, 聖句、ローマ8:10) 「もしキリストがあなたがたのうちにおられるなら、からだは罪のゆえに死んでいても、霊が、義のゆえに生きています。」
- Gute Nacht, o Wesen (à 4, 5. スタンザ) さらば、世の選びしもの
- So nun der Geist (聖句、ローマ8:11) 「もしイエスを死者の中からよみがえらせた方の御霊が、あなたがたのうちに住んでおられるなら、キリスト・イエスを死者の中からよみがえらせた方は、あなたがたのうちに住んでおられる御霊によって、あなたがたの死ぬべきからだをも生かしてくださるのです。」
- Weicht, ihr Trauergeister (6. スタンザ)退け、悲しみの霊、
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所収
[編集]- 讃美歌第二編93番「わがよろこび」
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 「讃美歌第二編略解」
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- イエス、わが喜びの楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト