コンテンツにスキップ

アマニンアミド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アマニンアミド
{{{画像alt1}}}
識別情報
CAS登録番号 58311-65-2 チェック
PubChem 3035225
ChemSpider 2299516 チェック
特性
化学式 C39H54N10O13S
モル質量 902.97 g/mol
外観 無色結晶性固体
への溶解度 可溶
エタノールメタノールへの溶解度 可溶
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

アマニンアミド(Amaninamide)は、環状ペプチドである。テングタケ属キツネノカラカサ属ケコガサタケ属等のキノコに含まれるアマトキシン類の1つである。α-アマニチンと比べ、トリプトファンヒドロキシル基を欠いている。これにより紫外吸収スペクトルは変わるが、毒性は変わらない。

毒性

[編集]

他のアマトキシン類と同様に、アマニンアミドはRNAポリメラーゼIIの阻害剤となる。摂取されるとRNAポリメラーゼIIと結合して、mRNA合成を完全に妨げることで、効率的に肝細胞腎臓細胞細胞溶解を引き起こす[1]

出典

[編集]
  1. ^ M. Cochet-Meillhac; Chambon P. (1974). “Animal DNA-dependent RNA polymerases. 11. Mechanism of the inhibition of RNA polymerases B by amatoxins”. Biochim Biophys Acta 353 (2): 160-184. doi:10.1016/0005-2787(74)90182-8. PMID 4601749. http://toxnet.nlm.nih.gov/cgi-bin/sis/search/f?./temp/~ZI8h7t:1. 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]