アダルベロン (ラン司教)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アダルベロン(AdalbéronまたはAscelin, 947年 - 1030年)は、アルデンヌ家出身の中世フランスの聖職者でラン司教(977年 - 1030年)。ランス大司教アダルベロンの甥。

「祈る者」「戦う者」「働く者」

アダルベロンはキリスト教世界の人間を「祈る者」「戦う者」「働く者」の3つに分けた。これがフランス革命までの社会秩序アンシャン・レジームの3つの身分、聖職者、貴族、平民となり、この思想はヨーロッパに広く普及した。尚、異端やユダヤ教徒はいずれにも属さず、排除の対象となっていく。