Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/富嶽百景 (北斎) 20231029

富嶽百景 (北斎)ノート / 履歴 / ログ / リンク元[編集]

選考終了日時:2023年11月12日 (日) 04:47 (UTC)

  • (推薦)前回の選考における指摘事項についての加筆があらかた完了し、良質な記事の目安を満たすと考えますので自薦いたします。主な加筆修正箇所(差分)としては、「背景」節に富士信仰に関する記述と制作動機に関する記述を加筆、「彫りと摺り」節を追加し、彫師および摺師に関する事実関係を加筆、「評価と影響」節に当時の評価としての広重による北斎評を加筆、国内評価について研究者の言説を加筆、「代表作例」節を追加し、『冨嶽三十六景』や先蹤作品への言及を行いました。--Gurenge会話2023年10月29日 (日) 04:47 (UTC)[返信]
  • 賛成 :依頼者票。--Gurenge会話2023年10月29日 (日) 04:47 (UTC)[返信]
  • 賛成 以前読んだ時よりさらに改良されているものと思います。--Tam0031会話2023年11月7日 (火) 14:09 (UTC)[返信]
  • 賛成 --Family27390会話2023年11月7日 (火) 20:36 (UTC)[返信]
  • コメント 拝読していくつか検討いただければと思ったことを以下に挙げます。
    • 評価について。冒頭に「絵本分野における北斎の最高傑作とされる」とありますが、この点について「評価と影響」節にはまったく触れていないようなのが疑問です。この記事にとっては最重要とも言える事項だけに、意義を含めてもう少し説明いただきたいところです。
    • 「富嶽百景」は絵本ということですが、色は白黒のみでしょうか。記事には白黒しかないようですが、「富嶽三十六景」のカラー絵が掲載されていることから、気になりました。色刷りの有無について説明があるとよいと思います。関連して、画像の見せ方について。「制作」節では富士信仰との関連で「富嶽百景」の初編第一図に触れていますが、この節に掲載されているのは「富嶽三十六景」の「諸人登山」のみで、初編第一図は下のギャラリーに置かれています。また「作品」節では代表作例として比較のために四通りの絵が並んでおり、これは年代順のようですが、「富嶽百景」の絵は最後に置かれています。通常、画像は記事主題や節主題ともっとも関連のあるものをトップに置くと考えるため、これらの配置は直感的でなく、混乱の原因になると考えます。また、「ギャラリー」は脚注より上、「作品」節に含めた方がよいのではないでしょうか。
    • 「制作」節で跋文について詳しい説明があり、興味を惹かれてコモンズの画像を見たところ、「富嶽百景」には序文もあるようです。序文は北斎の文章ではなさそうですが、どのような内容かは記事の説明としてあってよいのではないかと。これを含めて、絵本の構成がどのようになっているのか、前段でもう少し整理した形で示してあるとイメージしやすいと思います。現状では、ずっと下の「一覧」まで行って初めて各編の絵の数や並びがわかるという状況です。ついでに、「富嶽」の富の字がウ冠だったりワ冠だったりするのはなぜでしょうか? 掲載画像では、百景の表紙はウ冠ですが、跋文左ページや「快晴の不二」のページ両端にはワ冠が見えるため、記事名の表記についてはなんらかの断り書きが必要ではないかと思います。
    • 最後に、この絵本がどこで見られるのか、所蔵元などの情報があるとよいでしょう。以上です。--みっち会話2023年11月8日 (水) 11:36 (UTC)[返信]
    返信 (User:みっちさん宛) 丁寧な査読コメントをありがとうございます。当方も興味本位で執筆しているただの素人なので、不明な点についてはご容赦ください。
    • 評価について
    冒頭では「最高傑作」という文言がわかり易い賛辞であると考え、そのように明示し評価しているものを典拠として記述しましたが、評価と影響節では個別具体的な評価を行っているものを選択し、記述する形を採りました。『富嶽百景』の評価については他にも綴本という特性を活かした構成の巧みさや画題や構図の秀逸性について『北斎富嶽二〇〇景』という書籍に詳述されているのですが、著者が研究者かどうか当方では分からず、情報源の信頼性という観点から記述は見送っています。やはり多くは跋文に対する言及に終始しており、内容についての評価が記載されている、参考となる書籍などあれば教えて頂けるとありがたいです。
    • 彩色について
    『富嶽百景』自体は薄墨摺と呼ばれる半紙本ですので、全編白黒の作品です。薄墨摺であることを明記しました。彩色されたものについては[1]のような「模刻彩色」と呼ばれる『富嶽百景』の作品を基にした作品は存在しています。
    • 画像の見せ方について
    ご指摘ありがとうございます。制作節については両図を並べてみました。作品節については『富嶽百景』の作品を最初に持ってきました。ギャラリー節は作品節配下に組み込み、順番を入れ替えました。
    • 序文について
    序文については掲載したいのですが、解説した参考文献が見つけきれていない状況です。なにか良い資料があれば是非加筆したいです。
    • 富の字について
    富の字については当方が執筆したものに関しては『富嶽百景』を作品表紙に倣ってウ冠、『冨嶽三十六景』を作品内表記に倣ってワ冠に統一しています(こうなっていない場合は誤記です)。参考文献では著者によって『富嶽百景』『冨嶽百景』どちらも確認できますので、表記ゆれ案内を付記しました。
    • 所蔵元について
    本作品はNDLで全頁が公開されており、外部リンクにてリンクを案内しています。肉筆作品と異なり、版本であるため多くの美術館が所蔵しており、当方はNDLのリンクで十分だと考えていますが、美術館ごとに記述することについても特に反対しません。
    --Gurenge会話2023年11月8日 (水) 13:17 (UTC)[返信]
      • 賛成 さっそくの対応ありがとうございます。評価についてはこれ以上の言及がなさそうなのが残念ですが、それ以外の点については概ね改善されたため、賛成します。「富嶽」の表記については後で思いついたのですが、もしかすると筆書きか刷りかで分かれているのかもしれませんね。--みっち会話2023年11月8日 (水) 14:15 (UTC)[返信]

賛成のみ3票以上の状態が48時間継続のため、早期終了・通過。--Family27390会話2023年11月10日 (金) 02:02 (UTC)[返信]