『憂鬱なる党派』は、高橋和巳の長編小説。一人の男が広島の原爆犠牲者の列伝を出版するため、かつて学生運動の中で青春を共に送った大学時代の友人たちと再会してゆくも、そのほぼ全員が次々と破滅してゆくという物語を通して……