『忘却の河』は、福永武彦の長編小説。1963年(昭和38年)に全7章分が複数の雑誌に分載する形で発表され、翌1964年(昭和39年)に新潮社より刊行された。藤代家という一家庭の人々が、過去を問い直しアイデンティティを再構築してゆく姿を描く、群像小説である