Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/白州蒸溜所 20230711

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選考終了日時:2023年7月25日 (火) 00:04 (UTC)

  • (自動推薦)2023年6月の月間強化記事賞受賞記事。--Trgbot会話2023年7月11日 (火) 00:04 (UTC)[返信]
  • 賛成 --Anesth Earth会話2023年7月12日 (水) 02:27 (UTC)[返信]
  • 賛成 コメント 十分な内容になっていると思いますが、1973年に作ったばかりの世界最大の蒸留所白州西を、1981年?に解体・操業停止する理由がサントリーの方針転換と白州東の新設だけなのか、疑問に思いました。それと場所の選定については佐治敬三が水にこだわった事も触れておくべきかと。(水そのものの解説はありますが)また現行品だけでなく、過去に製造された製品についても触れることは可能でしょうか?--あずきごはん会話2023年7月12日 (水) 09:35 (UTC)[返信]
    • 返信 (利用者:あずきごはんさん宛) ご丁寧な査読ありがとうございます! 改めて見返すと色々粗があるものですね……。
    • 白州西の停止理由について。参考文献を読み返したところどうも私が文献を過剰に端折りすぎていたようで、白州西の生産が停止したのは1988年6月以降のようです。それでも正確な停止時期は不明ですし、ほかの理由についてもやはり見つかりませんでした。伝統がありつつも結局は私企業の工場ということで、こういう情報が意外と残っていなかったりするのがもどかしいところですね。
    • 佐治敬三の意図について。加筆しました。
    • 現行品以外の製品について。申し訳ありません、長くなります。過去のボトルについては特段の理由がない限りあえて触れないようにしています。まず個人的な考えとして、ウイスキー蒸留所の記事において製品説明は最低限でよいと考えています。ウイスキーなどというのは所詮いち私企業の製品にすぎず、10年もすればラベルチェンジなりなんなりで味わいも少しずつ変わっていきますし、限定品に至っては多くても1万本、少なければ200本程度しか市場に流通しません。ウイスキー製品自体はその性質上百科事典とはあまりなじまないものなのです[1]。そのため、現行品についてはその製品自体の解説というよりも、解説やテイスティングを通じて白州のハウススタイルを読み取れそうな記述を中心にピックアップしています。また、限定品についてはたとえばボウモアのブラックボウモアやアードベッグのガリレオのように評価が非常に高いもの、山崎のミズナラやグレンモーレンジィのフォレストのように製法に際立った特徴のあるもの以外は極力載せないようにしています。そのため既にGAとなっている長濱は自社シングルモルトが限定品しかないので個別の製品説明はありませんし、スプリングバンク蒸溜所も銘柄ごとのスタイルの解説を中心にしています。その点、白州については限定品のヘビリーピーテッドだったりウイスキーショップW限定品だったりの資料は手元にあるのですが、所詮その年のその限定ボトルの特徴を表すにすぎず、「白州」の理解に資さないため掲載していません。あとはその手のボトルをいちいち載せていたら量が多すぎてキリがないというのもあります。WP:NOTFANSITEWP:NOTCATALOG的な意味でも可能な限り掲載するボトルは絞りたいです。--Keeezawa会話2023年7月12日 (水) 14:05 (UTC)[返信]
  • 返信 (Keeezawaさん宛) ご対応いただき有難うございます。賛成にさせていただきます。サントリーは非上場企業ですから、重要な経営判断についても表に出てこないのかもしれませんね。過去の商品については、操業方針の変更について商品ラインナップの面からも言及できるのでは?という考えでしたが、Keeezawaさんの仰ることもごもっともと思いました。--あずきごはん会話2023年7月12日 (水) 20:17 (UTC)[返信]
  • 返信 (あずきごはんさん宛) ありがとうございます。なるほど、そういう意図でしたか。どこかで伝え聞いた話なので信憑性は微妙ですが、サントリーオールドの売り上げが1982年をピークに落ちていったのは白州西の原酒が軽すぎて味が落ちたからという俗説は聞いたことがあるので、オールドの情報を掘っていったら何かあるかもしれません(一般的には酎ハイやワインのブームが原因だとされているので、Wikipedia:信頼できる情報源を満たす情報があるかどうかは微妙なところですが……)。白州西を謳った製品は見たことがありませんが、白州東を謳った製品は「サントリー白州東蒸溜所 ピュアモルトウイスキー」があります。見学限定商品なので情報がなくいつ頃流通かすらよくわかない始末ですが。また、2004年にシングルヴィンテージの白州が何種類か出ているのですが、一番古いヴィンテージが1981年のものなので、サントリーさんにとって白州西の原酒はあまり評価がよくないのかもしれません。どちらも興味深いところなので今後のリサーチ対象としてみます。--Keeezawa会話2023年7月12日 (水) 21:35 (UTC)[返信]
  • 返信 (利用者:あずきごはんさん宛) ご指摘いただいた白州西の停止理由と白州西の製品についてざっと調べてみたところ思ったより色々わかったので、選考終了前にメモがてらご報告しておきます。もちろんお返事などは不要です。事前のリサーチ不足を痛感しますね……。
  • 白州西の停止理由について:白州東の閉鎖理由について、推測混じりであるもののこちらのサイトで詳細に語られていました[1]。ざっくり要約すると、「白州西の原酒はポットスチルの影響で軽すぎて使えないから白州東を建てた。西の味わいはおそらくオールドの売上減の一因ではないか」という内容です。どこまでが事実でどこからが推測なのかわかりにくい文章ですが、著者は土屋守と申し分ないので加筆しようかと思います。ただこの文章は土屋守『ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー』の抜粋であり、孫引きは避けたいのでひとまず原典にあたろうかなと。
  • 現行品以外の製品について:一次資料ではありますがサントリー洋酒事業部ウイスキー部『Whisky book : うまい、たのしい、不思議だね。 第3版』(1998年)を読むと、白州初のシングルモルトである白州12年は発売当初から白州東の原酒のみを使用しているとのことで、しかもこのカタログ掲載の白州モルトはほぼ白州東原酒であることを謳っていました。これを見るにおそらく白州西原酒はシングルモルトとしてはほぼリリースされていないようで、新旧蒸留所の特性を製品から比較するのはかなり難しいように感じました。白州西がブレンデッドに与えた影響について上記の土屋守よりもう少し詳細に論じている本があればいいのですが……。もはや選考は関係ありませんが、個人的にかなり気になるところなのでもう少し深掘りしてみようと思います。--Keeezawa会話2023年7月13日 (木) 13:54 (UTC)[返信]

賛成票のみ3票以上集まった状態が48時間継続したため、早期終了・通過。--YellowSmileyFace会話2023年7月15日 (土) 00:21 (UTC)[返信]

脚注[編集]

  1. ^ さらに言うなら個人的には白州 (ウイスキー)すら不要でリダイレクト化してもいいのではと考えています。どう頑張ってもカタログ記事の域を超えなさそうなので。