Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/堺市学童集団下痢症 20220810

堺市学童集団下痢症ノート / 履歴 / ログ / リンク元[編集]

選考終了日時:2022年8月24日 (水) 12:42 (UTC)

  • (推薦)平成に大阪で起きたO157による集団食中毒事件に関する記事となります。最近立項された記事ですが、経緯や影響について詳細に記述されており、現時点でも良質な記事の目安を満たすものと思いますので推薦いたします。--Gurenge会話2022年8月10日 (水) 12:42 (UTC)[返信]
  • 賛成 :依頼者票。--Gurenge会話2022年8月10日 (水) 12:42 (UTC)[返信]
  • 賛成 :十分に目安を満たすものと思う。--Family27390会話2022年8月14日 (日) 04:14 (UTC)[返信]
  • 賛成 重大事件の割に、今まで記事がなかったことは意外です(規模が大きすぎるがゆえに多くの人が着手を躊躇っていたためでもあるでしょうけど)。質量ともに十分、GAの基準を満たしていると思います。--利用者:要塞騎士会話 / 投稿記録 / 記録 2022年8月14日 (日) 11:16 (UTC)[返信]
  • 反対 社会科学的な記事ならこれでもいいのかもしれませんし、実際似たような書き方をした記事がGA,FAになっているのを存じておりますが、本記事は多分に医学的要素を含んでおり、その観点反対とします。そこまで強い反対ではありませんし、本来はコメントに留めておいてもよいのですが、早期通過を許すほど仔細とも思わないためとりあえず反対票だけ入れておきます。詳しい理由は後述します。--Karasunoko会話2022年8月15日 (月) 11:32 (UTC)[返信]
    • 上の反対票の理由です。
      1. 項目に記述されるべきトピックがある程度網羅され、検証可能性が信頼できる情報源によって担保されている。
        網羅性と検証可能性については議論の余地がなく十分かと思いますが、「信頼できる情報源」という点については議論の余地があります。まず全般的に新聞の使用頻度が高すぎるように思います。Wikipedia:信頼できる情報源にも記されている通り、科学的内容については新聞は基本的に避けるべきですし、法的内容についても同様です。その点、抗生物質の章などで新聞が多々引用されているのはGAの基準に照らしても問題かと思います。また、個別の文献で言えば、藤原 一枝著 『堺O157 カイワレはこうして「犯人」にされた!』については外科医という専門性からして明らかに公衆衛生分野における専門知を欠いており、とても科学的とは言えません。例えば、藤原は入院患者に「7月9日以前の発症者が2名」がいたことを理由に9日給食説を批判している様ですが、そもそもほとんどの発症者は10日以降であるという統計的事実を無視しています。また、ここでいう発症者は「腹痛、下痢、発熱、嘔気、嘔吐等の症状を有した者であり、医療機関の診断を受けていない者」と定義されており、そもそも9日に発症したからといってそれがO157によるものとは限らず、他の要因で何らかの不調をきたしている者まで含まれている可能性が多分にあります。他にも「「病原性大腸菌O-157 対策本部」とは何の組織かを電話で確認したところ「厚生省全体です」と回答されたとして、報告書は「つまり研究者集団による答ではなかったのである」と述べている」のは難癖としか言いようがなく、旧厚生省の傘下に国立感染症研究所をはじめとした研究所が存在していることを無視したおかしな理屈です。藤原の著作については科学に必要な批判的な検証(≒査読や専門家による校閲)を受けていないと考えられ、はっきり言ってしまえば掲載に値しません。
      2. 独自研究になっていない。
        「特に「検体検査」「原因食材推定」「カイワレダイコンの分析」節では、厚生省の発表資料を主な参考文献として記述するが、後述の通り、カイワレダイコン業者による訴訟では国の敗訴が確定しており、最高裁において厚生省の調査は、正確性・信頼性を欠くものと認定されていることに留意されたい。」とありますが、それは最早独自研究では?もしそうなら厚生省の発表資料は信頼のおける情報源として利用すべきとは思いませんが。私は判決文を読んだ訳ではなければ法律の専門家でもありませんが、doi:10.11447/sraj.19.19_3のように判決について内容ではなくリスクコミュニケーション(=伝え方)の問題という観点もありますし、その後の欧州での事例なども踏まえると、学術的に一番可能性が高いのは現段階でもカイワレ大根と考えられている点について留意する必要があると思います。
      3. 中立的な観点からの記述がなされている。
        上記の内容は中立的観点からも問題視され得ると思います。また、ほとんど事実と言って差し支えがない内容まで帰属化して意見のように扱うのも中立的観点から問題視されます。例えば「日本橋保健所所長の村田三紗子も、O157への治療には、下痢症に対する一般療法として安静にし、粥食などの消化によい食事を食欲に応じて与えること、水分の補給に努めることを挙げている。また止痢剤は原因菌や毒素の腸管内停滞時間を長くする可能性があるため使用しないこと、鎮痛剤もなるべく使用を控えることを勧めている」というのはほとんどコンセンサスの得られた一般論であり、帰属化の必要性が感じられません。
      4. Wikipedia:スタイルマニュアルに沿った文章スタイルが取り入れられている。
        この点については特に問題ないと思います。
      5. 以上の点が全て満たされている。
        上述の通りです。
      • 加えて以下はGAの基準とは関係ないけどこうした方が良いのでは?という点で、カイワレ訴訟については内容が多いので分割して単独で記事にしてはどうでしょうか。その方が少し全体の構成がスッキリすルのではないかと思います。--Karasunoko会話2022年8月15日 (月) 16:59 (UTC)[返信]
      返信 (利用者:Karasunokoさん宛) 専門的なご指摘感謝いたします。藤原一枝を典拠とした文章をすべて削る必要があるという指摘に読み取れるため、1点確認させてください。本記事内で藤原一枝を典拠とした文章は2022年8月11日 (木) 23:34‎版で12か所存在(23,96,109,116a,116b,119,120,121,123,125,126,127)しております。このうち119~127についてはカイワレダイコンを原因と推定した政府側見解に対する反対意見・批判的意見を取りまとめることを目的とした節での使用であり、Wikipedia:信頼できる情報源に照らしても適切な使用だと思います(ここ以外の箇所はご指摘の通り見直しが必要かもしれません)。「疑問・批判」節については藤原自身が専門的な知見を有しているかどうかに関わらず、藤原が政府見解に対し批判的な見解を述べたという事実およびその内容は本記事に含めることはできると認識しています。文章の推敲や表現構成の見直しなどは必要かもしれませんが、「掲載に値しない」ということはないと思うのですが如何でしょうか。もちろん、Karasunokoさんが指摘するような藤原の見解に対する批判的な言及がWikipedia:信頼できる情報源から発表されていれば両論併記した方がより望ましいとは思います。--Gurenge会話2022年8月16日 (火) 13:15 (UTC)[返信]
      あまりに主張が稚拙な上に悠飛社なる出版社を聞いたことがなかったため、Google検索で調べてみたところ、どうやらこの出版社は医者の自費出版を手掛ける出版社であるようです[1]。もちろんこのリンク先は必ずしも正しいとは限りませんが、当該人物の主張の内容を踏まえるとさもありなんという印象を受けますし、この様な書籍はそもそもどの分野でも信頼のおける情報源とは見なせないと思います。従って全ての記述を除くべきです。--Karasunoko会話2022年8月16日 (火) 15:08 (UTC)[返信]
      返信 (利用者:Karasunokoさん宛) 追加情報のご提供ありがとうございます。頂いたご指摘とご意見を踏まえてどう手を加えるべきか検討してみます。--Gurenge会話2022年8月16日 (火) 15:16 (UTC)[返信]
    • コメント その後改稿されましたが、2については完全に、1,3については藤原書籍を除いたことにより大幅に、それぞれ改善したことから、おそらく結果には影響しませんが反対票は取り下げます。それ以外の点については今後検討していただけると幸いです。--Karasunoko会話2022年8月22日 (月) 10:28 (UTC)[返信]
  • 反対 1)Karasunokoさんが指摘された「本節の、特に「検体検査」「原因食材推定」「カイワレダイコンの分析」節では、厚生省の発表資料を主な参考文献として記述するが、後述の通り、カイワレダイコン業者による訴訟では国の敗訴が確定しており、最高裁において厚生省の調査は、正確性・信頼性を欠くものと認定されていることに留意されたい。」という記述の処理をなあなあにするべきではないと思います。これがありなら、上記の藤原一氏の出典について両論併記などといわず「なお藤原は脳神経外科医であり公衆衛生の専門家でないことに留意されたい」と書いて処理すればいいことになりませんか。この「留意されたい」は典型的な無出典で書き込まれる「~に注意が必要である」の言い換えで、全体によく調べているから、とスルーすべきではないと思います。2)渦中に菅直人がカイワレを食べたときの食べ方と感想を「網羅」することがこの記事の主題の理解にどう役立つのかよくわかりませんので説明が必要です(fun policeのつもりはありませんが良質な記事候補なので)。こういう新聞報道の「網羅」がこの記事には散見され気になります。3)細かいですが厚労省の「中間報告」の中身が末尾の年表を読まないとわからないのに、本文では「中間報告では」という枕が多用されていて戸惑います。4)細かいですが出典番号[127」の引用文が一部太字になってますが、これは原文でも太字強調でしょうか?そうでない場合はふつう「強調は引用者」などとすると思いますので、引用の理解・あり方について念のため確認です。SURUGA tank会話) 2022年8月16日 (火) 15:10 (UTC) 記事が修正されたため反対票取り下げ SURUGA tank会話2022年8月20日 (土) 06:31 (UTC)[返信]
  • 返信 (Karasunokoさん宛) 貴重な御指摘をありがとうございました。中でも藤原一枝の著作については、本人も同じ医者でもほぼ門外漢であることをあとがきに記しているため、出典として信頼性が高いかについてやや疑問はあったのですが、貴重なカイワレ説否定論の典拠であると考えたこと・このような説がある、との紹介であれば有用であると考えたために出典として使用したのですが、頂いた御意見を読んで、確かにこれを出典とすることは問題が多いと認識致しました。よってこれを出典とする部分は除去し、可能なところは他の出典で置き換えたいと思います。
そうしますと「疑問・批判」節の扱いが問題になってくるのですが、考えた結果、この節は除去でもいいのではないかと考えました。カイワレ説への反駁の資料は乏しく、調べた中では岡井康二『堺市学校給食O-157感染事件の真相--「かいわれ単独原因説」の背後にあるもの』というのもあったのですが、これも紀要である上、文章が常体と敬体の入り混じる奇妙なもので、どうも不安を感じて使用をやめたという経緯があります。つまり、節を構成するに足るだけの資料がないということですから、ここは除去し、厚生省の発表とその結果のカイワレ業者側の被害、そして裁判で国が敗訴した、という事実を記すに留めるのが最も良さそうです。
出典として新聞が多い、というのもご尤もな指摘であると感じました。ここも信頼できる論文などの資料に、可能な限り置き換えていきたいと思います(資料集めからとなりますので、短期間での対応は難しいかもしれませんが)。そのほか、「ほとんどコンセンサスの得られた一般論」とみられるO157への対応の部分も修正したいと思います。
  • 返信 (SURUGA tankさん宛) 貴重な御指摘をありがとうございました。菅のパフォーマンスの部分は、単に食べて安全性をアピールしたと書くだけではわかりづらいかと思ったこと、これだけの量を一気に食べたというのは、例えば一口食べて感想を述べただけというのとは随分読み手の印象も変わるため特筆すべきかなと考えて書いたのですが、過剰でしょうか。また、引用部分の強調([122]でしょうか?)は藤原の著作では太字になっていた部分を、原資料の引用に当たり太字としたものです。普通太字にされる部分ではないので説明は不要かと思っていましたが、やはり引用文の改変に当たり、不適切であったと思いますので、今後控えたいと思います。--灰色の海会話2022年8月16日 (火) 16:31 (UTC)[返信]
灰色の海さん、返信はありがたいのですが「渦中に菅直人がカイワレを食べたときの食べ方と感想を「網羅」することがこの記事の主題の理解にどう役立つのかよくわかりません」という疑問に対する回答としては成立しているようには思われません。「カイワレダイコンに醬油味のドレッシングをかけ、15分で3パック分をほおばり、「なかなかピリッとしてうまい」と述べている」と書くと何がわかりやすくなり、読み手の印象がどう変わり、それが記事の主題の理解にどう役立つのでしょうか。反対票は取り下げましたので忌憚のないご意見をいただければ幸いです。SURUGA tank会話2022年8月20日 (土) 06:31 (UTC)[返信]
  • 返信 (SURUGA tankさん宛) この記事には各関係機関が行った様々な対応について記していますが、その一環として、厚生大臣がどのようなパフォーマンスを行ったか、ということを示しています。その中で大量に食べたことと感想は、重要な情報だと考えました。「15分で」ぐらいは外してもう少し簡略化してもいいとは思いますが。また、本来加筆への御協力には感謝を申し上げるべきところなのですが、パフォーマンスの詳細の記述を除去されることを主張されつつ、更に注釈で詳細についての記述を追記された[2]のにはどのような意図がおありなのか、伺ってもよろしいでしょうか。--灰色の海会話2022年8月23日 (火) 03:15 (UTC)[返信]
    • 灰色の海さん、菅の政治的パフォーマンスについて「なかなかピリッとしてうまい」と述べたという情報と、当時のパフォーマンスを振り返って「あんなにいっぺんに(カイワレ大根を)平らげたことは初めて」と述べたという情報について、百科事典として前者は大事な情報だが後者はその記述の意図を疑うというのはちょっと信じがたいように思います。後者が(本人の言によるものですが)俯瞰的・回顧的に当時のパフォーマンスを位置づけるものであるのに対して、「なかなかピリッとしてうまい」は引用して何が言いたいのかわかりません。同じようなことは「市場への影響」節や「カイワレ業者の被害」節にも感じます。そして気になる箇所の出典をみるとほぼ必ず(当時の)新聞です。これは偶然でしょうか。SURUGA tank会話2022年8月25日 (木) 14:57 (UTC)[返信]
  • 「なかなかピリッとしてうまい」も「あんなにいっぺんに(カイワレ大根を)平らげたことは初めて」も記述の価値としてはさほど変わらない、寧ろパフォーマンスの一部である分前者のほうが高い、と私は考えています。そもそもSURUGA tankさんは、菅が一気に大量のカイワレを食べたことを示す「食べ方」を記述することに疑問を示されていたのにも拘わらず、何故菅が「あんなにいっぺんに(カイワレ大根を)平らげたことは初めて」と振り返ったという発言については重要と考えられるのか、「俯瞰的・回顧的に当時のパフォーマンスを位置づけるもの」と言われましても納得がいきません。また、末尾の「これは偶然でしょうか」というのは何を指しているのかわかりません。何が言いたいのかわからない箇所がそれほど大量にあるのなら、削って下さって結構です。--灰色の海会話2022年8月25日 (木) 16:15 (UTC)[返信]

選考終了時点で、賛成3票、反対0票より、通過。--Family27390会話2022年8月25日 (木) 05:10 (UTC)[返信]