Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/シュスワプ語 20170812

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シュスワプ語 - ノート[編集]

選考終了日時:2017年8月26日 (土) 19:59 (UTC)2017年9月23日 (土) 19:59 (UTC)

  • (推薦)初版は私が作成を行いました。新着記事に選出頂きましたが月間新記事賞での得票が伸び悩んだ事を契機として改善の余地ありと考え、音韻論・形態論・統語論といった文法事項だけでなく、歴史的な側面についての記述を増やした後に記事の査読を依頼致しました。その結果、もう少し一般的な側面についても充実させ、また一般的に馴染みが薄いと思われる用語につきましても注釈で細かく解説する事ができたと考えております。そこで一度、本記事が「良質な記事」に値しないか皆様のご判断を仰ぎたいと存じます。--Eryk Kij会話) 2017年8月12日 (土) 19:59 (UTC)
  • 賛成 良質な記事の目安であれば、優に満たすものであると思料します。いくつか細かいところだけ。
  1. "semi-speaker"のうまい訳し方はないでしょうか。[1]あたりは「半話者」としていますが、いかんせん専門外なので判断はお任せいたします。
  2. これも判断はお任せにしますが、「重複」への赤リンクはリンク先を畳語に変更できないでしょうか。それとも別物でしょうか。
  3. テンプレの問題なのでこの記事に限った話ではありませんが、"Definitely endangered"の文字が灰地に黄色なのでWikipedia:色の使用の見地からは見にくいかと。
  4. 選考の段階まできていたので、書きかけのテンプレは外していただいていいでしょう。
  5. FirstVoicesへのリンク禁止について。Wikipedia:外部リンクの選び方#外部からのリンクを禁止しているページへのリンクの扱いに基づき、閲覧者の利便性を優先し、個別ページへのリンクを掲載すべきと考えます。あえてリンクを貼らないとローカルルールを定めることは、検証可能性を低下させますので、定めないほうが無難であると考えます。
いずれも記事のクオリティを大きく変えるものではないので、良質な記事とすることには賛成とします。--ネイ会話) 2017年8月13日 (日) 05:56 (UTC)
返信 ご反応頂き、誠にありがとうございます。ご指摘を踏まえて一部を編集致しました(差分)。以下、ご指摘について順にお答え致します。
  1. 学術用語集 言語学編』(以下、『学術用語集』)や『ランダムハウス英和大辞典 第二版』(以下、『ランダムハウス』)には見えなかった為、無理矢理訳すのは(音写を用いる事すら)危険と判断して放置しておりました。Google Booksで確認致しましたところ、他にも使用例がある模様ですので、英名表記を残しつつ日本語の用語を追加致しました。
  2. 実はこれにつきましては執筆当初から悩んでおりました。と申しますのも、『学術用語集』や『ランダムハウス』では reduplication は「重複」という訳で、「畳語」という用語は全く見えなかった為です。私が参考とした他の言語学関連の文献でもシュスワプ語の reduplication を日本語で「畳語」と表現した例は見当たりませんでした。更に、執筆時畳語の記事には語全体を繰り返す現象についての記述が目立ち、シュスワプ語で見られる様な一部音節中の部分的な繰り返し現象を説明するページとして本当にここにリンクしてよろしいのか確証が無かったのです。ウィキデータ上では確かに畳語en:Reduplicationと結び付けられていますが猜疑心は消えず、資料が集まれば新たに重複 (言語学)という記事を立ち上げようかとすら考えておりました。ただ、[[畳語]]の現在版では別名が「重複」である旨が一応触れられている上、ラテン語等における部分的な繰り返し現象についても言及があるという事で、同じ概念を指すものであると判断し、リンクを変更致しました。
  3. 慣れとは恐ろしいものです。他に個別言語記事(下線部追記: Eryk Kij会話) 2017年8月13日 (日) 16:17 (UTC))の作成に携わっている方々も普通に用いられていますので、ご指摘頂くまで全く微塵ほどの疑問すら抱きませんでした。もしかしたら将来議論提起を行う事になるやも知れません。
  4. お言葉に甘えてスタブテンプレートを除去致しました。
  5. この様な方針文書の存在は今の今まで全く存じませんでした。本当に貼ってしまってよろしいのでしょうか。本音と致しましては無論貼りたいところではあるのですが、仮に先方から訴えられた場合、この方針文書を盾とすることができるのでしょうか。法的案件となった場合の事を考えるとまるで自信が無く、それ故に学術的な文脈において発表済みの資料を最大限駆使する事で先方のコンテンツの無断利用と見做され得る要素を極力徹底的に回避しようと図っておりましたが……。--Eryk Kij会話) 2017年8月13日 (日) 15:48 (UTC)
  • 賛成 残念ですが、この種の記事は一般的に、内容の良し悪しに関わらず新記事賞での票は期待できないと思います。数学の記事でも同じ傾向がありますが、この種の記事は学問的にがっちり書けば書くほど敬遠されがちであり、むしろ、良質な記事としては内容不足であっても一般的な興味を引くテーマの記事の方が票を集める傾向にあります。だからこそ新記事賞は取ってもGA選考で通らない例もあるわけで、かつては「新記事賞通過で自動的に良質な記事」としていたのを改めて別々に選考するようになったのもそういう問題が大きかったためだと思います。この種の記事は、新記事賞や加筆記事賞の通過を待つのではなく、内容に自信があるのならさっさと自薦する方がよいと思います。
さて、本記事についてのコメントですが、私には知識がないので、言語学的な細かい内容についてのコメントはできません。が、言語学関係の充実した記事を書かれているエリック・キィさんが執筆されているということで、十分信頼できる内容の記事になっているであろうと判断します。
ところで、他の言語記事に関しても共通していえることですが、文字に関する記載がほとんどないのが気になります。もちろん、無文字言語もあり、同じ言語でも異なった複数の文字体系を持つ言語、時代とともに使用文字が異なる言語などいろいろあり、文字と言語の関係は単純な一対一対応ではないので、言語の記事に文字についての話題は書きにくいとは思います。あるいは、もしかすると言語学の常識として、言語学では文字に関しては直接の研究対象としない、ということになっているのかもしれません。
しかしながら、本項目のように限られた地域のみで使用されている固有言語に関しては、さほど多種の文字体系があったとも思えず、歴史がらみの話題として文字に関して簡単な解説があってもよいと思います。たとえば「本言語は本来文字を持たなかったが、ナントカ地方に住むカントカ族はマヤ文字から流用した独自の文字体系を使用していた。入植したイギリス人はアルファベットを使った文字体系を考案し、初等教育を通じて普及させた」といった調子で。
「正書法について」という節はありますが、この節を読んでも、この「正書法」なるものがどういう性質のものかわかりません。まず第一に、ここで解説されている「正書法」なるものは、まさかヨーロッパ人との接触以前から使われていたものではないでしょうが、では何時頃、誰によって考案されたものなのでしょうか。第二に、この「正書法」は実際にシュスワプ語を母語とする人たちによって使用された(されている)もの、あるいは学校教育で使用された(されている)ものでしょうか。それとも研究者が論文等に記載するための統一記法として定められたものであって、実際に母語とする人たちが使用しているわけではないのでしょうか。第三に、現在では学校でもシュスワプ語の教育がなされているようですが、その際にはこの「正書法」が使われているのでしょうか。そうでないとすればどのような文字体系が使われているのでしょうか。それとも、まさかとは思いますが学校教育では文字は使用していないのでしょうか。
以上、いろいろと文字についての疑問があります。文字に関しては言語記事の範疇ではない、ということであれば仕方ないですが、少なくとも
  • シュスワプ語には、本来文字があったのかどうか(おそらく無文字言語だと思いますが)
  • シュスワプ語に文字が導入されたとすればそれは何時頃か、だれがどのような文字体系を導入したのか。
  • 現在のシュスワプ語の学校教育ではどのような文字体系が使用されているのか。
くらいの情報は欲しいと思います。--Loasa会話) 2017年8月13日 (日) 16:55 (UTC)
返信 (Loasaさん宛) ありがとうございます。文字についてなのですが、出典として用いたシュスワップ族の手によるサイトには(本言語の文法書を出した)クイパーズ(1919-2012)によって20年ほど前に開発された、またFirstVoices([2])には同じ人物の手により30年ほど前に開発された、との旨があります。これらから、さほど古いものではないという事は分かるのですが、いずれのサイトでも肝心の年代は西暦ではっきり書かれている訳ではない為、年代については泣く泣く記述を見送りました。クイパーズが開発したという点だけは何とか捻じ込んだのですが、どうにも淡泊過ぎましたね。そもそも「正書法について」節は、文献によって綴り方が全く異なる音素が存在する上、本文の引用全体でも十分に統一されているとは言い難いので、読み手側に出典と綴り方との対応関係を確認して頂くためにと設けたところがございます。同一人物が編み出したものが存在するという事もあって、研究書に記述するための綴りについての話題と、シュスワップ族のコミュニティが採用した綴り方についての話題とでごちゃごちゃしたものになってしまったのでは、と思えて参りました。もう少しこの辺りの話題に踏み込んだ資料が見つかればより分かりやすくなるだろうとは思うのですが、残念な事に今のところ出逢えておりません。
 言語記事全体に文字情報が不足している様に思われるとのお話ですが、少し心当たりがございます。たとえば中英語期の名詞形態論を専門としている堀田隆一氏のブログ([3][4])からは、世界の言語の総数は曖昧であるものの、文字として書かれ、日常的に定着している言語決して多いとは言えないのではないかという事が窺えます。Ethnologue も最初に「非文字言語の正確な数は確定させ難い」と断ったうえで、第20版の段階で現存するとしている7099言語のうち4割以上5割未満の割合である3233言語が非文字言語である模様との旨を表明しています([5])。ここからは個人的な臆測となりますが左記の様な背景の為、文字がない言語が存在するとしてもそれは当たり前の事、という認識が研究者の間には流れているのではないかと存じます。私は研究者でも何でもない者ですが、自身もそれを常識として受け入れているところがございます。
 ところで、ここで申し上げておく事がございます。折角ご信頼頂けているところ恐縮であるのですが、良質な記事の選考においての要は主要執筆者が誰であるか、ではなくあくまでも記事が信頼できる情報源に基づいて様々なトピックを網羅しているかというところにあるものと存じます。私自身は信頼できる情報源を選択して問題なく適切にまとめたつもりですが、それはあくまでも所詮私の主観に過ぎません。私が典拠として用いたものは英語文献が多めですが、全て日本国内の大学図書館またはネット上でアクセス可能なものとなっておりますので、念のために(Loasaさんに限らず)どなたか一度記事全体を検証して頂けないでしょうか。--Eryk Kij会話) 2017年8月14日 (月) 15:17 (UTC)
情報 上で申し上げておいてなんなのですが確認致しましたところ、音韻や文法事項の主要典拠である Kuipers (1974) を所蔵している大学図書館は今月13日から19日の間、完全に休館である事が分かりました。丁度今頃お盆でしたね……。この図書館の書誌情報は何故かCiNiiでは拾う事ができないのですが、それを抜きにしても Kuipers (1974) はCiNiiでは一切引っかからない([6])ので、私の知る限り同書誌を所蔵する日本国内で唯一の図書館という事になります。そこがJSTで20日になるまでアクセス不可能という事は、何もしない状態では残り1週間ほどのみで検証を行わなければならない事になります。つまり、私は選考期間が限られているにもかかわらず選りにも選ってどなたにとっても検証が困難な時期に推薦を行っておきながら、一方で他の方による検証を要求するという無理難題を突き付けてしまった可能性が高いという事となります。推薦の前にもう少し図書館の状況について綿密に事前調査を行っておくべきであった、と後悔しているところでございます。検証を行って下さる方は、お手数ですがまずは Kuipers (1974) 以外の典拠、特にウェブ上のページ等から確認して頂ければ幸いです。選考期間も規定を利用し、「査読」の必要を理由として4週間延長させて頂きます。大変な不手際申し訳ございませんでした。--Eryk Kij会話) 2017年8月15日 (火) 07:56 (UTC)
コメント 断片的ながら、Google Booksで代用できませんか?一応検索はできる模様です。--ネイ会話) 2017年8月15日 (火) 08:40 (UTC)