Wikipedia:秀逸な記事の選考/安全保障 20060316

安全保障[編集]

賛成/条件付賛成/保留/反対 0/0/3/1 この選考は取り下げられました

(ノート) 《推薦理由》安全保障という難しい題について詳しく分けて書かれ、非専門家にも分かる言葉で説明されていると思います(実際私は専門家ではありませんが記事の内容が普通に分かりました)。多方面な安全保障について説明されていて、十分な記事の長さもあります。

これらの理由から推薦しました。ただ、図が何かあったら言うこと無いのに、とも思います。--Enthousiasme 2006年3月16日 (木) 06:37 (UTC)[返信]

  • (保留)十分に詳しく説明されていると思いますが、現状では安全保障の用語集といった印象です。それぞれの用語・概念は複雑に絡み合い、影響しあっていると思うのですが、それについて説明がほしいと思いました。そのほかには、
  1. 機能主義などについて「参照」だけでなく、多少の説明をくわえたほうがよいかと思います。
  2. 体裁面で直しの余地があろうかと思います。一文で終わっているパラグラフが多いのが気になります。
  3. 赤リンクが目立ちます。それぞれ関係のある項目なので、このへんが埋まってくればと思います。
余談ながら、その項目について十分な説明がなされていれば、長さはさほど重要でないと思います十分な説明をするために、結果的に長くなることは多いですが。--S kitahashi(Plé)2006年3月16日 (木) 08:09 (UTC)[返信]
  • (保留)文章は読みやすかったのですが、結局この項目で何を定義したいのかがよくわかりませんでした。安全保障についての説明中で兵力について多く述べている項目があったりしながら侵略からの保障がなく、戦争などを定義していないなど何について述べたいのか、についてぶれがあるのでは?と思わされました。「日本の安全保障」においても北朝鮮からミサイルが飛んできて日本海に着弾した事件があったりするなど侵略や戦争に関する脅威がないわけでもないのに項目中では自然災害と国内危険集団の脅威についてしか述べられてない。「この項目の記述範囲はどこなのか?」と疑問に感じつつ読んだ次第です。侵略などにかかわる安全保障を切り分けるか日本の侵略に対する安全保障について記載するか、範囲にあった記述があってほしいなと思います。Elthy 2006年3月18日 (土) 14:48 (UTC)[返信]
  • (保留)上のお二人のコメントに同感です。また、日本語版ではないのですから、日本の安全保障についての詳細は別の項にすべきだと思います。秀逸選考にかける前に、まず査読依頼に出されたほうが良かったのではないでしょうか?--miya 2006年3月30日 (木) 01:56 (UTC)[返信]
  • (反対・取り下げ提案)2006-03-16 16:35:21(UTC)版をもとに評価した結果。理由は以下のとおり。
(1)その主題を扱う専門家(研究者、実務家、その他)から見て、必ず説明されるべきことが全て説明されていない。例えば、19世紀ヨーロッパにおける勢力均衡外交について一言も触れられていないのは、非専門家の私でさえ指摘できることであり、用語集だとしても不適切。
(2)詳しくない読者にもその主題について理解できるようにの文言を“読者の体系的な理解を図る”趣旨と理解した場合、基準を満たしているとは信じられない。“用語集的”(S kitahashi氏)、“焦点が不明”(Elthy氏)との指摘が既に出ているが、種々の観点に即した論点が雑然と並べられているだけ、という現在の記事の構成がこれらの指摘のもとだろう。
(3)関連性の不明な記述が混入。例えば「大日本帝国政府 1928年 治安維持法改正の問題点」のくだりは安全保障ではなく、治安の問題ではないだろうか。
(4)ディティールにつっこむのか、大局的な見取り図を描くのかのバランス感覚が欠けている。この記事の趣旨からすれば、見取り図に軸足が置かれるべきなのに、不必要な細部に分け入りすぎている。「安全保障の抱える問題」の節は特に著しい。アメリカ国土安全保障省の予算の構造的欠陥が、(時事的議論はともかく)大局的な見取り図を描くために必要だろうか。
(5)説明が不十分。例えば「シカゴ学派」のくだりは、シカゴ学派の説明としてはよいかもしれないが、安全保障に関していかなる学説を唱えたのかまったく分からない。
(6)レイアウトが未整理で読みにくい。書く側が何を書いているのか理解できていない→整理できない→雑然たるレイアウト…ということだろう。
ひとことでいうなら秀逸以前に、記事執筆上の基本的な問題が多い。自分自身で改善する力量・知識がないのが残念だが、それでも「論文(文章)を書く」という視点から改善点を挙げるとすれば (a)書くこと・書かないことの取捨選択。記事中に指摘されているとおり、「安全保障は「何にでも適用出来る」」概念であり、現時点の記事はこの罠に陥っている。少なくとも各国ごと・地域ごとの安全保障は別記事に委ねるべき。(b)観点(国際政治学・国際関係論、政策科学、外交政策、国防政策、軍事…)およびそこから派生する論点を、相互に分離し、整理するべき。学術研究における安全保障論の学説や諸学派がきちんと整理されているだけでも記事の価値は大きく向上するはず。(c)安全保障という概念をめぐる、政治的・歴史的状況とそれに対する学問的・政策的・技術的応答をきちんと関連付けた体系的歴史記述の追加。安全保障とはつまるところRealpolitikにおける政策課題であり、ある特殊な歴史的状況に対する応答としての性格が常に付きまとう。そうであってもなくても、主題に関する歴史叙述は主題理解の文脈の確立の上で不可欠であろう。
これらが選考期間内に満たされ、秀逸記事に成長するとは考えにくい。取り下げた上で、加筆依頼and/or査読依頼への提出を勧める。--ikedat76 2006年4月10日 (月) 17:50 (UTC)[返信]