Wikipedia:秀逸な記事の選考/地方病 (日本住血吸虫症) 20111009

地方病 (日本住血吸虫症)[編集]

賛成/条件付賛成/保留/反対 8/0/0/0

(ノート) 《推薦理由》 私もこの記事の一部を書いているので、自薦ということになるでしょうか。主執筆者はさかおりさんです。日本住血吸虫症のうち、甲府盆地に蔓延したものを山梨県では官民共にに地方病といい、この記事はその撲滅について書かれた記事です。内容としては質、量ともに他の秀逸な記事と比べて遜色ない、と私は考えています。ただ記事名だけ見ると、良質な記事の選考の際に指摘されたとおり、局地的に蔓延する病気(風土病)と間違えてしまうかも知れません。しかし、記事名についてはノートで一度議論がなされているので、さしたる問題ではないと私は考えます。Halowand 2011年10月9日 (日) 23:05 (UTC)[返信]

  • 反対 記事名が問題あり反対します。記事名を別にすれば、記事内容については立派な記事です。「日本住血吸虫と、それへの山梨県人のかかわり」について十分な調査の基に書かれた立派な記事であることには異議はなく、記事名をべつにすればFAにすることに賛成します。内容はFAに相応しい。しかし、記事名が問題です。さかおりさんは山梨県の関係機関に聞き取って地方病=山梨の日本住血吸虫症とされているよう。山梨県立博物館に問い合わせた結果でOKとされているようですが、そりゃあ山梨県内で聞けばそうなるでしょう。山梨県人にとっては日本住血吸虫症は当事者なんですから。肺ガン患者にとって癌=肺ガンみたいなものでしょう。しかし肺ガン以外にも胃癌も大腸がんもあります。肺がん患者への聞き取りでもって癌=肺ガンとするわけにいかないでしょう。それと同じです。山梨の日本住血吸虫症以外に地方病の名を冠した病気などたくさんあります。山梨県以外の医学者は地方病などたくさんあると知っているから、他の地方病と区別するために地方病性白血病だとか地方病性落葉状天疱瘡とか名前にしているのです。こんなのもありますしねブラジルの地方病性落葉状天疱瘡は研究者が地方病など世界中にある名前だと知っているから「地方病」にしていないだけです。この記事は内容はFAに相当する立派な記事です。しかし、記事名がこのままならば反対します。日本住血吸虫症以外の地方病について調べに来た読者を混乱させます。Otherusesをつければ良いと言うものではありません。記事名を地方病 (山梨の日本住血吸虫症)あるいは地方病 (日本住血吸虫症)、地方病 (山梨)、山梨地方病などにしない限りFA化には反対します。逆に改名されたならば賛成票に着り変えます。--ぱたごん 2011年10月10日 (月) 00:52 (UTC) 改名が合意され実行されたので反対票取消--ぱたごん 2011年11月6日 (日) 00:26 (UTC)[返信]
  • 賛成  文句のつけようのない傑作であり、大力作です。是非とも多くの方に読んでいただきたい--ぱたごん 2011年11月6日 (日) 00:26 (UTC)[返信]
    • コメント--Halowand 2011年10月10日 (月) 06:22 (UTC)[返信]
      • >肺がん患者への聞き取りでもって癌=肺ガンとするわけにいかないでしょう。の例えについて。肺ガンは癌の一部ですが、地方病は風土病の言い換えです。確かに癌=肺ガンとはいえません。一部のことを全体に押し伸べて言うのは間違いです。しかし風土病=地方病ということならば話は別です。という単語について記事を立て、「社会の癌なんていい方もあります」と病気ではない事物を紹介するのは問題ないと考えます。そして、「癌」というページから「悪性腫瘍」というページへリンクをつけて、そこできちんと「一般に言われる癌は悪性腫瘍と同義語で・・・」と論じるのも問題無いと考えます。
      • 吉林省地方病第二防治研究所について。研究所の簡単な紹介によるとこの研究所は「地方病」という病気を研究しているのではなく、克山病、カシンベック病、風土病の予防、ヨウ素の欠乏症、をまとめて便宜的に「地方の病気」としているみたいです。さらに百度百科によると、中国語で「endemic disease」のことを地方病と言い、「風土病」という単語が中国語にないだけのようです。
      • >山梨の日本住血吸虫症以外に地方病の名を冠した病気などたくさんあります。について。地方病の名を冠した病気がたくさんあることは事実です。しかし、「地方病」の三文字だけで特定の地方の特定の病気を指すのは、自分が調べた内では、山梨の日本住血吸虫症のみであるようです。
      • >研究者が地方病など世界中にある名前だと知っているから「地方病」にしていないだけです。について。すでに地方病という名称は付けられてしまいました、なおかつ山梨県民に深く浸透してしまいました。よって、猛烈に紛らわしい名前でもすでに定着してしまった以上はこの名前で記事を立てるしか無いのではないでしょうか。
      • >Otherusesをつければ良いと言うものではありません。について。それではOtherusesの立場がありません。混乱させないために文頭にいるのに。
      • 順番前後してすみません>日本住血吸虫症以外の地方病について調べに来た読者を混乱させます。について。果たしてそうでしょうか。「endemic disease全般」について調べようと思い、地方病と検索するのは十分に有り得る話です。そして検索して出てきたWPのページのド頭に「ここはカクカクシカジカで甲府盆地オンリーだから、endemic diseaseについては風土病を見てね」と書いてあって、さらに「風土病」には「地方病は同義語だよ。」と書いてあって、この段階で混乱する人がいるでしょうか。私はいないと考えます。
      • >改名されたならば賛成票に着り変えます。を始めとする改名議論の開催場所について。複数人が言っているとおり、私もこの場で改名議論を続けるのは良くないと考えます。記事の内容に関しては今現在反対者はいないようなので(勿論、適切な記事名も記事を構成するに不可欠な要素ですが)、このままでは議論は内容・内容選考をすっぽかして記事名記事名で終始しかねません。どこか他の適切な場所で論じ合うのが良いと考えます。言い訳になってしまいますが、記事名だけでここまでヒートアップするとは考えていませんでした。私が浅はかでした。
      • もしどうしても記事名を変えるならば、私は地方病 (山梨)が最も適切で、地方病 (日本住血吸虫症)が次に適切であると考えます。
  • 賛成 この記事が山梨県における住血吸虫症地方病撲滅の歴史を能く説明しているのみならず、このテーマが、公衆衛生史上、非常に重要なトピックであり、学際的にも興味深く、日本が世界に誇るべき医療業績のひとつであることを自然と読者に感じさせる素晴らしいものだと思います。記事名に関しては、疾患の病態に注目して地方病 (日本住血吸虫症)と曖昧さ回避するか、内容が主に歴史を扱っていることを重視して山梨県における日本住血吸虫症の歴史などとすることも考えられますが、いずれにせよこの選考で議論すべきことではないでしょう。改名に際しては、より適切な場で正式に提案することを望みます。--Damena 2011年10月10日 (月) 02:47 (UTC)[返信]
  • コメント改名提案を行うことについては異議はありません。私が改名提案者になってもいいです。記事名はどれが適切でしょう?私は山梨県における日本住血吸虫症の歴史が良いとおもいます。日本住血吸虫症は山梨のみのものでなく、それを撲滅した歴史も山梨のみのものではないのですから。とにかく、不適正な記事名のままFA化へは反対のままです。不適切な記事名のものを「秀逸として」読者に提示することはできません。--ぱたごん 2011年10月10日 (月) 03:18 (UTC)[返信]
  • コメント皆さんが揃って素晴らしいと評価している記事なのですが、ひょっとしてGAかFA選考の場で、記事名がもとで紛糾するのではないかと予想した通りになってしまいました。「地方病」は「風土病」という用語よりは使用頻度が低く、とりあえず「地方病」という記事名でもGAレベルならば許容範囲と考え賛成票を投じましたが、FA選考の前に記事名について改めて検討をした方が良いのではないかと考え、選考時に意見を書かせていただきました。要は「山梨県の日本住血吸虫症」が地方病と呼ばれることについて疑問を差し挟む人はいないのですが、地方病といえばおおよそ山梨県の日本住血吸虫症のことを指すのかどうかが疑問となっているわけです。地方病がおおよそ山梨県の日本住血吸虫症を指すのならば私はこのままの記事名で了承しますし、もしそうでないのならば改名を行なうべきでしょう。(改名する場合は「地方病 (山梨)」ないし「山梨県における日本住血吸虫症」あたりが適当ではないかと考えます)。FAに求められている高い要件を考えれば、ぱたごんさんのおっしゃられているように、複数の方から記事名に関する疑念が出されている状態では残念ですがFA選出に賛成できません。FA選考と同時進行で全く構わないと思うので、記事のノートなどで改めて記事名について検討し、必要があれば改名をする方向はいかがでしょうか。--のりまき 2011年10月10日 (月) 04:21 (UTC)[返信]
  • 賛成 名前でもめていますが、これはやむを得ないのではないかと思います。本当なら、固有名詞がほしいわけですが、ないのなら仕方ないではないですか。私も手元の寄生虫関係の本に当たってみたんです。ところが、そういうのが一切ないわけですね。で、地方病という名が少なくともある範囲で固有名詞並みに使われているようですから、問題ないではないですか。もちろん混乱しがちな名前ではありますが、冒頭に但し書きもあるわけで、問題ないと思います。他にも論点はありますが、それについてはもし改名の議論が出たらそのときにします。--Ks 2011年10月10日 (月) 04:53 (UTC)[返信]
  • コメント山梨県における日本住血吸虫症の歴史で良いではないですか--ぱたごん 2011年10月10日 (月) 05:46 (UTC)[返信]
  • 賛成 記事名で議論があるようですが、私は「地方病」という現在の名称を根本的に変更することには慎重、どちらかというと反対です。記事の注釈3を参照すると、日本住血吸虫症が特に山梨県で「地方病」という名称で呼ばれていたことが解ります。この記事は、山梨県における地方病の解明・撲滅の歴史を扱ったものである以上、同県内で特に使われていた「地方病」という名称は尊重されて良いはずです。ですから、仮に改名するとしても「地方病 (日本住血吸虫症)」であるとか、「地方病 (山梨県)」あたりが適当で、「地方病」という名称を完全に記事名から排することはいかがなものかと考えます。風土病との混同については、誘導できっちり対処もされているわけですし、問題ないと考えます。--Awakko 2011年10月10日 (月) 06:03 (UTC)[返信]
  • コメント当記事のレベルの高さについては、この場で意見を出されている全ての方の共通認識のようですから、FA選考に向けての最大の難関であることが明らかとなった記事名について、これからこの場ではなくまず記事のノートで協議してみてはいかがでしょうか?--のりまき 2011年10月10日 (月) 06:13 (UTC)[返信]
  • コメント 改名提案しました。--ぱたごん 2011年10月10日 (月) 06:14 (UTC)[返信]
  • 賛成 記事の名前がこれで良いのかはわかりませんが、日本住血吸虫症がどんな病気で山梨の人がどれだけ苦労と努力をして解明し克服したのかの経緯が、私でもとてもよく飲み込めました。秀逸な記事は難しく書いてあるのが多いですが、高いレベルの内容でしかも私のようなおバカでもとてもわかりやすく書いてあるこの記事こそ秀逸な記事だと思います。改名提案が済みましたら是非とも秀逸な記事にしてください。--朝に弱い姫 2011年10月17日 (月) 07:41 (UTC)[返信]
    • コメント記事への未記載の情報として、近年編纂された『山梨県史』資料編所載の地方病に関する資料がありますね。『県史』では地方病について政治史、社会史観点の両面でいくつかの資料を掲出しておりますし、『県史』所載資料の紹介は有用であると考えます。--でここ 2011年10月18日 (火) 05:47 (UTC)[返信]
  • 賛成 条件付賛成(条件:地方病曖昧さ回避ページにし、さらに改名が実行される) この記事の内容は私の採点基準で満点です。ただし、「地方病」では「風土病」と混同しやすいので、改名は実行される必要があると考えます。地方病を曖昧さ回避にする理由は「地方病」では複数の病気があるため、そうする必要があると考えます。--プログラムノート/履歴/ログ 2011年10月21日 (金) 10:09 (UTC) 改名が実行され、地方病が曖昧さ回避ページになったので、賛成に変更します。--プログラムノート/履歴/ログ 2011年11月6日 (日) 05:36 (UTC)[返信]
    • 条件付賛成 (条件:記事名の改名、他との関係や現況などの加筆→解決済) とても素晴らしい記事だと思います。これほどのボリュームがありながらそれがまったく苦にならない読みやすく分かりやすい内容で、画像や引用なども豊富で、出典もしっかり付けられています。気になる個所も…些細なものが少しありましたがそれは解決済みです。あとは、以下の2点の条件付きとしてFA移行に賛成いたします。 (1)現在の記事名が何らかの形に改名されること。「地方病 (○○)」という形でも結構ですし、地方病という語の有無はどちらでも構いません。 (2)歴史そのものの記述については、ほとんど完成されたものだと思いますが、その歴史と外部との影響・関係があまり触れられていません。他県や他国での住血吸虫症の問題に影響を与えたのは確実でしょうし、山梨地方病の根絶に至る経緯や得られた経験を、後世に・世界に伝えよう・活かそうという動きが(きっと)あるだろうと思うのですが、そういった記述はほとんどありませんので加筆が必要だと思います。(たとえば水俣病なんかでは、そういった――後世や世界に知識や経験を伝えるべく活動が行われています) それと、これは条件というわけではありませんが、終息宣言の節の最後にある、ミヤイリガイの分布について『あらゆる観点からの研究が行われているが、依然として大きな謎のままである。』と結んでいる部分は、出典が13年前のもので、少し古いのが気になります。現在もそのままなのかも知れませんが、なるべく新しい出典で置き換えることが適当だと思います。--氷鷺 2011年10月21日 (金) 12:44 (UTC)[返信]
      条件(2)は解決済みとして取り消し線を入れました。--氷鷺 2011年10月28日 (金) 12:37 (UTC)[返信]
      改名されたので賛成票に変更しました。--氷鷺 2011年11月6日 (日) 01:10 (UTC)[返信]
    • コメント 皆様御意見をありがとうございます。記事名に関しては、ノートページでの議論を通じて良い結論が得られることを待ちたいと思います。記事をさらに向上させるため、氷鷺さんが条件として仰られた(2)の件についてですが、当記事が主に山梨での日本住血吸虫症を主題にしたものであることから、これまでの編集では、他県や日本国外との関係について積極的に触れてはきませんでした。しかし、現在改名提案中であるノートページなど皆様の御意見を鑑みまして、少し加筆してみたいと思います。ただし他県や他国との関係は山梨に関係した範囲で簡潔にまとめたいと思います(過度に詳細に記述するのは「山梨での当疾患」を主題にした当記事の範疇ではないと思います)。また、後世に、世界に伝えよう、活かそうという動きに関してですが、「とにかく病気をなくそう、とにかく撲滅しよう、そればかりが常に目の前にあって、撲滅に至る各種資料や、啓蒙に使用されたポスター、殺貝に使われた器具など、これらを残そうということにまで気が回らなかった」山梨県衛生環境研究所の方が以前こんなことを仰っていました。実際、当事者にしてみれば目の前の病気を無くす事で手がいっぱいだったのだと思います。終息宣言からまだ15年なのです。ようやく昨年、昭和町に杉浦医院が公開され、先人が克服した地方病を後世に伝えていこう、という段階になったばかりです。実際、私の周囲の若い山梨県人に地方病の話をしても、残念ながら詳しく理解している人はほとんどいません。数年前から山梨県内の小学校で使用される道徳の本に、地方病の話が記載されるようになり、後世に伝えていこうという動きはまだまだ始まったばかりというのが実情です。その辺のことも記述に含めてみたいと思いますので、よろしくお願いします。--さかおり 2011年10月22日 (土) 03:09 (UTC)[返信]
  • 賛成 改名について無事に解決がなされましたので、遅ればせながら賛成票を投じます。当記事の優れた点については諸氏が説明されている通りなのですが、私から見て特に感銘を受けた点は、河川の護岸のコンクリート化や渡り鳥の中継地であった湖沼の埋め立て、更には合成洗剤の普及により合成洗剤の成分が家庭排水に流入したことなど、一般的には自然破壊と言われている事象が地方病の撲滅に寄与したと考えられる点に至るまで詳細に説明がなされているところです。この記事の主題はあくまで山梨で地方病と呼ばれた日本住血吸虫症の克服にありますが、一筋縄でいかない生態系と我々人間との関わりについて等、様々な切り口から色々なことを考えさせられる、Wikipedia日本語版を代表するに相応しい内容の深さを備えた記事であると思います。--のりまき 2011年11月6日 (日) 03:12 (UTC)[返信]

終了 規定により、この記事は秀逸な記事となりました。--氷鷺 2011年11月13日 (日) 07:11 (UTC)[返信]