Wikipedia:査読依頼/日立鉱山の大煙突 20161219

日立鉱山の大煙突 - ノート[編集]

日立鉱山の激しい煙害を防止するために建設された、建設当時世界で最も高かった大煙突です。建設に至る経緯、土木技術的な側面、そして鉱工業都市日立市のシンボルとなったいきさつなど、参考文献を用いてまとめてみましたが、査読依頼で皆様からのご意見を募り、より良い記事にブラッシュアップしていきたいと考えております。どうかよろしくお願いいたします。--のりまき会話2016年12月19日 (月) 09:33 (UTC)[返信]

【査読】 ──専門家の方による審査結果。
【検証】 ──参考文献などと照合しつつ正確性を評価。
【書評】 ──専門外の方による評価および助言。
公害や建築には詳しくないのですが、興味深く読ませていただきました。煙突にまつわる幅広い事柄がまとめられており、大変充実した記事になっているものと存じます。以下、版番62558730でコメントいたします。
まず気になってしまったのは、建設までの背景事情が長く、なかなか大煙突が登場しない点です。ただし、特に冗長/不要と思われる文章が見当たらなかったので、概ね適切な構成なのだと考えます。そこで、例えば「挫折続く煙害対策」節、第1段落末あたりに「ここで、大煙突の建設以前に鉱山が取り組んだ煙害対策を述べる」といった一文を置いて、読者に見通しを持たせるようにしてはいかがでしょうか。
そのほか、細かいことで気になった点を示します:
  • 数か所で「現在」という表現が使われていますが、Wikipedia:すぐに古くなる表現は使わないの観点から、ある程度具体的な年代等でお示しいただくことは可能でしょうか(例: 1990年代には〜、1990年現在〜、など)。
  • 生鉱吹について、初出のところで、日立鉱山で記載されている程度で簡単な説明を加えていただけるとありがたいです。
  • 「大雄院製錬所と八角煙突」節、「八角煙突建設時の日立鉱山所長であった竹内維彦によれば、八角煙突は当時の煙害対策の常識であった、低い煙突を用いて煙害の被害地域を局限化するという手法を考慮して低い煙突にしたという。」の文は、係り受けがわかりにくく感じました。「竹内維彦によれば」は、「当時の煙害対策の常識であった」と「局限化するという手法を考慮した」の両方にかかりますか?おそらく後者のみと想像しますが、そうであれば、2文に分けていただいた方が読者には優しいかと存じます。
  • 同節、「実際は煙害は本山時代よりも更に激化することになった」、激化した理由は次節にあるとおり増産が理由でしょうか?そうであれば、「次節で述べるとおり生産拡大により激化した」といった補足を加えていただけるとありがたいです。
  • 「大煙突の設計、施工内容」節は、見出しレベルが1段上になるように思いますがいかがでしょうか?
  • 「大煙突本体」節、最終段落で「ジョンソンバー(異形鉄筋)」とありますが、異形鉄筋の括弧書きはジョンソンバーの初出箇所で示していただけると理解しやすいかと存じます。
  • 「『ある町の高い煙突』」節、「『ある町の高い煙突』の曲が劇のテーマ音楽として公開された」とありますが、いつ誰が作曲したどのような曲か(歌の有無など)簡単に説明いただくことは可能でしょうか?演劇研究会の方が作曲したのでしょうか。唐突に曲の話が出たので、やや戸惑いました。
  • 可能であれば、登場する地名を示した地図か航空写真を加えていただけると、理解がしやすくなるかと思います。本文中で山との位置関係に触れられているので、航空写真の方がわかりやすいかもしれません。
  • 日立鉱山の鉱害問題へのリンクがあると良いと思いました。本文中で難しければ、「関連項目」節を作って公害問題ページへのリンクしても良いように思います(個人的に「関連項目」節は避けるようにしているのですが、本項目の場合は適切な使い方になるかもしれません)
以上となります。いろいろ書いてしまいましたが、可能な範囲でご検討いただけますと幸いです。--Mogumin会話2017年1月6日 (金) 15:23 (UTC)[返信]
Mogumin様、丁寧に査読をしていただき、本当にどうもありがとうございます。
  • 確かに大煙突の出番が遅いですね(苦笑)。私なりに構成を少々考えてみた上で、冒頭に日立鉱山の煙害問題についての軽い説明と、大煙突と制限溶鉱の実施まで煙害問題の対応に苦しんだとの説明を入れてみましたが、いかがでしょうか?
  • 現在という表現は、文脈上一か所は省いても問題なさそうだったので、省きました。もう一か所はちょっと省くと意味をなさなくなりそうで、他の表現もちょっと思いつかなかったため、とりあえずそのままにしています。
  • 生鉱吹について、「大雄院製錬所と八角煙突」節の2か所については、ご指摘を参考に書き換えてみました。いかがでしょうか?
  • 「大煙突の設計、施工内容」節の見出しレベルの件ですが、確かに重要な内容であるにも関わらず、見出しレベルが低すぎであると判断し、前節とともに見出しレベルの変更を行いました。
  • 「大煙突本体」節の異形鉄筋の括弧書きは、初出部に変更いたしました。
  • 「『ある町の高い煙突』」節の曲については、参考文献をもとに加筆をしてみました。
  • 実は私も関連項目は使わない方だと思います。しかし当記事の場合、確かに日立鉱山の鉱害問題へのリンクが無いのは不自然ですので、新たに関連項目節を設けました。
  • 私は当記事の最大の課題は、地図、航空写真等、読者の理解を助けるツールの問題だと思います。各煙突の位置関係など一応資料はあるのですが、私の能力では地図等の作図が出来ず、手をこまぬいているのが現状です……大煙突の諸元もあるので、大煙突の図などもあれば大変にわかりやすいと思います(多分なのですが、皆さんの想像よりも大煙突はスリムだと思います)。ご協力していただくる方がいれば、本当に助かるのですが。--のりまき会話2017年1月10日 (火) 11:46 (UTC)[返信]
ご対応ありがとうございます!
  • 冒頭部の説明を追加いただいたことで、読み手としては見通しがつけやすくなったと感じます。
  • 文言「現在」についてもご対応ありがとうございます。私の説明が不十分だったので申し訳ありませんが、技術面の説明において「現在」が使われている点が気になっております。特に、「大煙突本体」節で「現在の基準」が3回用いられていますが、この手の基準や規格などは5年から10年単位で改訂が繰り返されることがあるので、鉄筋コンクリートの基準は大丈夫かな?と思った次第です。
  • 図についてですが、簡単な画像作成で良ければ私もご協力できるかもしれません。例えば、のりまきさんに作成したい図の下書き(ラフな手書き等)を描いていただいて、メール等で送っていただき、私がデータに仕上げる形でもよければ、お手伝いできるかと思います。もし、他にご協力者が現れないようでしたら、お声がけ頂ければと思います。
  • 残りの点も全てご対応くださり、ありがとうございます。一段と理解しやすくなったと存じます。--Mogumin会話2017年1月11日 (水) 13:43 (UTC)[返信]
  • Moguminさん、どうもありがとうございます!「現在」の表現は、技術面の説明についてのことだったのですね。とりあえず一般社団法人日本建設業連合会の鉄筋コンクリート配筋図という、一般的に重ね継手は40d(鉄筋同士の重なり部分(定着長)の長さが鉄筋の太さの40倍)以上とするとの資料を脚注に加え、本文も見直してみました。いかがでしょうか?
  • 図については、もう少し皆さんからのご意見を待ってみたいと思います。結果としてMoguminさんのご協力をお願いすることになるかもしれません。その際にはよろしくお願いいたします。--のりまき会話2017年1月16日 (月) 10:27 (UTC)[返信]
ご返答ありがとうございました。私がわかる範囲では、必要な修正をいただいたものと存じます(大変細かいですが、「鉄筋コンクリート配筋標準図」は脚注92に加えられていますが、正しくは脚注91でしょうか?)。コンクリート建築については門外漢のため、他の方にも見ていただければなと思います。図については承知しました。必要ありましたらお気軽にお声がけください!--Mogumin会話2017年1月17日 (火) 11:36 (UTC)[返信]
おっといけない、確かに脚注91ですね!修正いたしました。ご指摘どうもありがとうございました。--のりまき会話2017年1月17日 (火) 12:37 (UTC)[返信]
【感想】 ──専門外の方による感想。
【その他】 ──表記・文体など

終了 査読期間経過につき、依頼を終了いたします。Moguminさん、どうもありがとうございました。先日までかかり切りになっていた記事がようやく一段落し、まだ少々放心状態ですが、また近いうちに日立に行く予定もありますので、今後とも更なる記事のブラッシュアップを図っていきたいと思います。--のりまき会話2017年2月23日 (木) 11:05 (UTC)[返信]