Wikipedia:井戸端/subj/IPによる削除依頼の提起は即時削除依頼を阻止できるか?

IPによる削除依頼の提起は即時削除依頼を阻止できるか?[編集]

具体的には重松昌二郎についての問題なのですが、一般論として伺います。

この記事にはIP氏から削除依頼が出されていますが、現時点で賛否は何もついていません。

山田は個人的には、この記事については広告ないし悪戯を理由に即時削除依頼を出すべき事例であると思います。誰かが即時削除依頼を出していれば、管理者として対処したと思いますし、自分から即時削除依頼を出してもいい内容の記事であると思います。

しかし、一般的に削除依頼の審議が進行中であれば、即時削除は実行されません。この場合、IP氏からこの削除依頼が出ていることは、即時削除依頼を無効とする効力があるのでしょうか?--山田晴通会話2012年3月14日 (水) 21:05 (UTC)[返信]

案ずるより産むが易しです。現在、即時削除票が2票付いております。効力に限った話をするならば、一般論としてはケース・バイ・ケース、本件に関しては即時削除依頼が併置されれば即時削除しても支障ないケースと思います。--ろう(Law soma) D C 2012年3月15日 (木) 04:55 (UTC)[返信]
コメントありがとうございます。まず、きっかけとなった上記の案件についてです。ろう(Law soma) さんのご意見では「本件に関しては即時削除依頼が併置されれば...」とのことでしたが、削除依頼の議論の場での、有効な意見が即時削除ばかり3票でしたので、事実上、即時削除依頼が出ている状況に等しいと判断し、管理者として削除しました。
その上で一般論として引き続き教えていただきたい、ないしは、議論していただきたいのは、そもそも「即時削除依頼が(削除依頼と)併置され」ることは認められるのか? という点です。
即時削除のテンプレートには次のように記されています。
  • もしこのページの即時削除に同意できなければ、ウィキペディアは何ではないかなどについても考慮し、記事を適切な内容に改めた上でこの即時削除テンプレートを取り除くか、削除依頼に提出して審議を行ってください。即時削除の方針に合致しない場合には即時削除テンプレートを取り除いてもかまいません。
つまり、「即時削除に同意できなければ」
  • 記事を適切な内容に改めた上でこの即時削除テンプレートを取り除く
  • 削除依頼に提出して審議を行う
  • 即時削除の方針に合致しない場合には即時削除テンプレートを取り除く
のいずれかをするように促しているわけです。
これに従って「削除依頼に提出して審議を行う」を選択するときは、実際の局面では即時削除依頼と「併置」ではなく、削除依頼に切り替えることがよくあるように思います。私自身の記憶する範囲では「併置」は見たことがありません(もちろん、そうなっているケースにたまたま遭遇していないだけかもしれませんが、数は少ないと思います)。また、「併置」する場合があるとして、もし管理者が「即時削除依頼」を有効と判断すれば、通常の削除依頼が進行中、ないしは、まだ十分に時間が経過していない段階で記事が削除される可能性があることを意味します。これは管理者権限のある立場から見れば、何らかの事情で「併置」のページがあった場合、「即時削除依頼」を優先すれば、通常の削除依頼の審議を無意味にするわけですから、「即時削除依頼」を優先すべきではないように見えます。(たまたま上記の件は即時削除しか有効票がありませんでしたが、通常の削除を求める票があった場合に即時削除を選ぶハードルは高いと思います。)
結局、「併置」があっても、事実上は通常の削除依頼を優先することになり「即時削除依頼」には意味がないように思えます。というわけで、そもそも「即時削除依頼が(削除依頼と)併置され」ることは認められるのか? という点について、ご教示いただければ幸いです。--山田晴通会話2012年3月15日 (木) 06:45 (UTC)[返信]
私見と経験のみでの返答になりますが、削除依頼が出ている状況で即時削除を貼られる方はおりました。その状況では、即時削除したうえで削除依頼の方に「即時削除しました」と報告しました。うろ覚えですが、今回と同様複数の即時削除票が付いていたように覚えております。その経験上、認めてもよいのではないか、と思います。--ろう(Law soma) D C 2012年3月15日 (木) 09:28 (UTC)[返信]
コメントまず、IPかどうかは関係ないはずです。即時削除依頼を無効とする効力、というのはないと思います。というか、どっちでも関係ないんじゃないかな。削除依頼も、即時削除依頼も、誰でもいつでも出せるものですし、なにかそれを受諾する機関みたいなものとか、依頼したり受諾したりする資格みたいなものもないわけです。削除依頼後に削除依頼タグが剥がされて、そのまま編集がなされているものを最近の更新で見つけて即時削除してから依頼に気付くということもあります。即時削除のことを知らずに、削除依頼に出す人もいます。
何らかの事情で「併置」の状態になったときに、原則として「即時削除依頼」を優先すべきではないですが、それは形式的なことよりもむしろ、即時削除対象と言えるほど根拠が明確ではない場合や、即時削除対象だということに納得しない利用者がいるためにコミュニティの合意を明確化しようとしている場合があったりするから、と考えるのがよいと思います。管理者権限を持つ立場から考えるなら、依頼までの推移や関係する編集者の履歴、その判断の対象となる事柄、根拠となる方針の意図や成立経緯などについて、十分勘案した上で、明らかに即時削除対象であると考えるなら、必要に応じてそれらを説明することを前提に、即時削除してもよいでしょう。もっとも、1週間待てば手続きどおりの合意を理由に削除となるでしょうし、コミュニティによって明らかに即時削除対象だという意見が支持されるならば早期終了が可能です。待てないような類のものであれば、即時削除ではなく緊急削除での対応です。--Ks aka 98会話2012年3月15日 (木) 10:18 (UTC)[返信]
コメント 「(削除依頼提出による)即時削除依頼を無効とする効力」は、ないと思います。たとえ削除依頼が提出されたとしても、即時削除される場合もあり得ます。ケース・バイ・ケースです。ただTemplate:Sakujoが貼られていれば、管理者は当然その内容を確認しその上で判断することになりますので、テンプレートが貼られていない状態と比べれば即時削除される可能性は相対的に低くなるとは思います。
テンプレートの「併置」は、即時削除依頼の後に削除依頼が出されるケース、削除依頼が出され審議中に即時削除依頼が出されるケース、共に時々見かけます。即時削除される場合もあればそうでない場合もありますが、即時削除した場合は削除依頼のページに報告しクローズする必要があります。一番困るのは、削除依頼が存在するのにTemplate:Sakujoが剥がされ、それに気付かないまま即時削除してしまうケースです。削除依頼ページがクローズされずに放置されてしまいます。私も経験があるのですが、リンク元確認で見落としがないよう気を付ける必要があります。--Penn Station 2012年3月15日 (木) 17:15 (UTC)[返信]
Ks aka 98さんとPenn Station さんでは、ご意見が微妙に異なるようですが、次のような場合はどう考えればよいのでしょうか。
  • 通常の削除依頼が出されたが、削除依頼を出した利用者には賛否の投票権がない。一方、即時削除依頼は出されていない。という状態から、
    • 即時削除票だけが入った場合
    • 通常の削除票と即時削除票が入ったが後者が相当に多い場合
これらの場合に、即時削除依頼はなくても、通常の削除依頼の審議を早めに打ち切って即時削除する方が望ましいのか、通常の依頼に準じて時間をおくべきなのか?(もちろん、具体的に個別に判断すべき側面があることは前提ですが)--山田晴通会話2012年3月15日 (木) 18:05 (UTC)[返信]
コメント Ks aka 98さんとの意見と違いは感じませんでしたが…。お尋ねのケースは比較的よくあります。
  1. 即時削除票だけが入った場合 → 即時削除の方針に照らし即時削除が妥当と判断すれば、審議を打ち切って即時削除します。
  2. 通常の削除票と即時削除票が入ったが後者が相当に多い場合 → 即時削除票だけの場合に準じますが、削除票の内容(コメント)によっては判断保留も。存続票と削除票が入り後者が相当に多い場合と同種の判断になるかと思います。
他によくあるのは、即時削除票だけが入った(あるいは相当に多い)けれども結果として一週間経過してしまった、というケースです。この場合はそれぞれの方針に照らして最も適当と思われる理由を選択すればよいと思います。
一点だけ留意が必要なのは、WP:CSD#全般5「削除されたページの改善なき再投稿」との兼ね合いです。一週間たたずに即時削除された場合は「削除審議を経て削除された文章や画像」と見做されない可能性があります。何をもって「削除審議を経た」とするかの定義がないため、人によって解釈が異なるかもしれませんが、個人的には、少なくとも削除依頼が出され一週間後に即時削除されたページは、「削除審議を経た」と見做してよいと思っています。--Penn Station 2012年3月15日 (木) 20:03 (UTC)[返信]
コメントんー。「即時削除する方が望ましい」ていうのは、特段の理由はないと思うんですね。合意があるに越したことはない。緊急削除だとか、本筋じゃない不毛な議論が発生するのを避けるとか、履歴や移動などの都合で再度記事を作る上での障壁になってしまうみたいな、削除そのものとは関係ない理由を別にすれば、「即時削除するべき」ものはない。コミュニティおよび管理者の労力をかけない、というのがたぶん最大の理由で、ただしゆっくり判断すべきものまでも削除してしまわないような配慮を含めて、明らかに削除対象としていいだろうというものを、限定的に即時削除できるものとして規定している。個人的には、依頼が出たなら、即時で削除する必要はあまり感じないです。審議に参加する上で案件について調査したり判断したりする手間は少なく、異論がなければ多くの審議参加者も必要としないけれど、しかし管理者としては閉じる際の作業上、既に依頼と同程度のものが必要になるので。
逆に、異論がなく、即時削除対象ならさっさと対処するという人もいるのでしょう。「通常の削除票と即時削除票が入ったが後者が相当に多い場合」では、削除票が特に通常の審議を求めているものでなく、保留や存続票がないのなら、即時削除でもいいと思います。
WP:CSD#全般5「削除されたページの改善なき再投稿」との兼ね合いについては、本来、即時削除されるようなものは全般5を理由にしなくても即時削除されるはずのもののはず。議論や異論があるなら、即時削除すべきではなくて、議論や異論があっても、それを踏まえて削除しようという合意ができたものは、いちいち同じ事を繰り返さないために全般5がある、てことです。--Ks aka 98会話2012年3月16日 (金) 06:18 (UTC)[返信]

(インデント戻します) 引き続きコメントを頂戴しありがとうございます。私がニュアンスの違いを感じたのは、Penn Station さんは、コミュニティの大勢が即時削除なら、即時削除でよいだろうとお考えなのに対し、Ks aka 98 さんも同じことおっしゃっているように見えて<削除そのものとは関係ない理由を別にすれば、「即時削除するべき」ものはない。>というお考えが基本にある、という点だと思います。

山田は「新しいページ」を見ていることが時々ありますが、そこで立項早々に即時削除依頼が付いているような記事についてその依頼が妥当なものと(管理者にとっても)判断される場合には、時間を置いて後で処理することにするより、目にしたときに処理する方が管理者としては負担が軽いと思います。これにはKs aka 98 さんもご異論はないと思います。Ks aka 98 さんが懸念されているのは即時削除依頼に速やかに対処することが管理者に一般的に求められるとしたらそれは負担であろう、ということかと思います。(誤解しているようならご指摘ください。)

上記の例は、これに準じた観点からみると、そのような状態を見かけた管理者が、すぐに処理できる方が負担感は少ないということがいえる例です。他にも、たとえば、

  • 通常の削除依頼が出され、有効な依頼者票が入った後に、即時削除を求める意見が多く入る

というような状況にも当てはまります。もちろん、最終的にはケース・バイ・ケースになることは十分承知していますが、このような場合に、「結果として一週間経過してしまった」のでは、(削除票ではなく)即時削除票を投じる意味が失われるわけであり、「削除票が特に通常の審議を求めているものでなく、保留や存続票がないのなら、即時削除でもいい」というより、「削除票が特に通常の審議を求めているものでなく、保留や存続票がないのなら、即時削除すべき」なのではないか、というのが山田の個人的見解です。つまり、この点ではPenn Station さんのご意見に近いのかと思います。

もちろん、「Ks aka 98さんとの意見と違いは感じませんでした」とPenn Station さんもおっしゃっているように、実際の対応に差が生じる部分はほとんどないでしょう。--山田晴通会話2012年3月17日 (土) 06:09 (UTC)[返信]

明らかな荒らし、明らかなコピペ、明らかな宣伝など、管理者が「おおよそ誰の目にも明らかに即時削除すべき、審議には及ばない」と判断する案件であれば、削除依頼の審議の場で何人も何十人もがわざわざ査読して1週間もかけて合意形成する必要は無いのではありませんか。それが即時削除本来の意味するところであるはずです。この様な場合は、別途削除依頼が提出されていようがいまいが、提出者がアカウント利用者であろうがIP利用者であろうが、また、削除依頼後に即時削除依頼が出された場合も、即時削除依頼後に削除依頼が出された場合も、あまり関係は無いのではないでしょうか。ただし実務上はもちろん、その削除依頼の場で慎重論が多く見られる様なら、管理者は即時削除を思いとどまることになるでしょう。逆に即時削除票や削除票が多く付いているのであれば管理者自身の即時削除と言う判断を裏打ちしてくれるものとなるでしょう。「雪玉」も検討されるところかもしれません。管理者はコミュニティの意に沿わない行動はできないのですから、ここは状況を読むべきで、ケースバイケースなのではないでしょうか。また、即時削除に対して再立項が行なわれた履歴がある場合や即時削除タグの剥離行為などが見られる様なケースですと、WP:CSD#全般5の運用を見越して1週間の審議を経た方が、結果的にコミュニティの負担は減少しそうですし、管理者個人の責任も軽くなります。また「通常の削除依頼が出され、有効な依頼者票が入った後に、即時削除を求める意見が多く入る」場合などでしたら、残り6日半なら即時削除から検討しますが、残り2日であればそれを待っての通常削除から検討したい所です。記事の不適切具合によっても検討の内容が変わってくるのかもしれませんね。なお、審議の内容を反映した即時削除でしたら、編集概要に即時削除審議サブページへのリンクを入れておくのもよいかもしれません。--Hman会話2012年3月17日 (土) 06:50 (UTC)[返信]
コメントええと、ぼくが思っている負担というのは、即時削除依頼に速やかに対処することが管理者に一般的に求められるとしたらそれは負担であろう、ということではありません。そのように求められることはありえないので、そのような想定はしていません。そもそも、管理者権限の行使に「べき」という言葉は使用されるべきではありません。行使にあたって慎重な判断をするべき、とは言えますけれど、権限行使は自発的に行われるものです。
即時削除は、早期に削除するべきものではなく、手間を省くための「即時」です。直ちに削除しなければならないものは、緊急案件であって、「緊急削除」での対処になります。プライバシー侵害や深刻な著作権侵害は、即時削除対象ではありません。削除依頼時に、直ちに削除するべきという意見は、緊急削除票として示されるものです。速さではなくて、手続きなんです。
即時削除は、サブページを作らず、審議を行わず、審議を閉じず、ログが残る分を除いて記録を残すことなく、削除してそのままで終わらせることができます。サブページはすでに作られ、審議を閉じ、削除記録を残さないといけなくて、審議にかかる労力はさほどでもないのなら、もはや即時削除の利点は小さい。審議にかかるコミュニティの労力が大きくなりそうなら、即時削除の意味がある。
通常の削除依頼での「即時削除票」というのは、これは「即時削除で対処するようなものです」(だから「即時削除していいと思います」)というものだと思うのですね。依頼者は即時削除手続きで対応すべきだった、または即時削除手続きにより削除がなされるべきだった。
ですから、これからは通常の削除依頼に出すんじゃなくて即時削除で片付けましょうね、とか、この案件で即時削除タグをはがしたりするのは方針わかってないってことだからね、という意見として、票を投じる意味があり、また、即時削除として対処する管理者を支持するという意味で票を投じる意味があると思います。
コミュニティの大勢が即時削除なら、即時削除でもいいんです。しかし、ひとたび削除依頼に出た場合は、「保留や存続票がない」ことが明らかになるのは、審議期間終了時です。手続き上は、削除依頼におけるコミュニティの合意に基づき、削除権限保持者として対処しているのではない。即時削除の対象であると、当人が考えたから、即時削除票や即時削除タグの貼り付けに納得したから、即時削除するのは、当人の責任において「できる」。それは、削除依頼で全部が存続票だったとしても「できる」わけです。
なお、Penn Station さんも、保留や存続票がないのなら即時削除「すべき」とは書かれていません。「したほうがいい」と考える人もいるでしょうし、自分なら「する」という人もいるでしょう。その基準は、「妥当」というのが想定している範囲とか、案件によるとは思いますけれど。--Ks aka 98会話2012年3月17日 (土) 08:10 (UTC)[返信]
Hmanさん、Ks aka 98さん、コメントありがとうございます。
Hmanさんのおっしゃっている「編集概要に即時削除審議サブページへのリンクを入れておく」(←「即時」は誤記と理解しました)のは、今後そうした機会がありましたら、心がけたいと思います。
Ks aka 98さんのおっしゃる「審議にかかるコミュニティの労力が大きくなりそうなら、即時削除の意味がある」という論点は納得できるところですし、また、「手続き上は、削除依頼におけるコミュニティの合意に基づき、削除権限保持者として対処しているのではない。即時削除の対象であると、当人が考えたから、即時削除票や即時削除タグの貼り付けに納得したから、即時削除するのは、当人の責任において「できる」。それは、削除依頼で全部が存続票だったとしても「できる」わけです。」という説明はわかりやすいと思いました。
「管理者はコミュニティの意に沿わない行動はできない」ことを十分認識した上で、「即時削除するのは、当人の責任において「できる」。」という理解でいるように心がけます。--山田晴通会話2012年3月18日 (日) 08:35 (UTC)[返信]