Wikipedia:井戸端/subj/ベトナムの漢字人名には日本風の音読みを記載すべきか?

ベトナムの漢字人名には日本風の音読みを記載すべきか?[編集]

「そんしつせつ」という読みを含めて尊室説を作成したところ、その読みに要出典タグを付けられてしまいました。コトバンクへのリンクを出典として記載すると、要出典タグをつけた方が異議を申しました。お互いに「もう少し広い場所で議論する」という合意が得られたのでこちらに移しました。

ざっと言うと、「記載すべき」側の主張は下記です。

  1. ウィキペディア以外の百科事典でも記載されている読みなので、WP:RSをクリアしており、従って記載されてしかるべきものと考える。
  2. 教科書における阮福暎の読み仮名は「げんふくえい」がほとんどであり、ベトナムの漢字人名が日本風に音読みされることもある。

「記載すべきでない」側の主張は下記になります。

  1. ベトナム史の専門書において、ベトナムの漢字人名に日本風の音読みがつけられているものを見たことがなく、このためベトナムの人名に、むやみに日本風の音読みをつけるべきではない。
  2. 日本語を用いた百科事典に関しては、見出し語の整列のために根拠なく『日本読み』をつけている可能性がある。
  3. Wikipediaも百科事典でありますから、他の百科事典を根拠にすることよりは、専門的な文献を根拠にすべきである。

もしよろしければご教示お願いいたします。--ネイ会話) 2016年11月24日 (木) 16:53 (UTC)リンク修正--ネイ会話2016年11月25日 (金) 09:46 (UTC)[返信]

ネイさん、上記「WP:RV」ではなく「WP:RS」ではありませんか?--MatsunoKobayashi会話2016年11月25日 (金) 02:28 (UTC)[返信]
はい、そうです。修正いたしました。お恥ずかしい限りです。--ネイ会話2016年11月25日 (金) 09:46 (UTC)[返信]
原則論を言えば、信頼できる情報源である日本語文献上で確認できる読み方はすべて書くべきです(専門書で無かろうと)。そこで日本風か現地語のどちらかのみを記載と決めるのは、それが独自研究なり、ウィキペディアは何でないかに該当すると思います。特に今回の場合は、定義文中における読み方だけの話であり、例えば過去の関数/函数論争と違って簡易に併記できて、執筆上、大きな支障はないわけですから、そこに拘ること自体があまり有益でないと思います(ここで、その順番巡って日本語版なんだから日本語風を先に記述するべきだ!みたいな話になったら、もう勝手にしろって第三者は思います)。--EULE会話2016年11月25日 (金) 11:13 (UTC)[返信]
原則論を言えば、
✖️日本語文献上で確認できる読み方はすべて書くべき
○日本語の信頼できる情報源で確認できる読み方は、「信頼できる情報源」における勢力に従って適切な重み付けをした上で書くべき
と思います。--Dwy会話2016年11月25日 (金) 13:13 (UTC)[返信]
失敬。Dwy氏のおっしゃる通り。INSタグ使って補記(適切な重み付けは今回はそこまでの話ではないと思います。でも順序に至ったら別かな)。--EULE会話2016年11月25日 (金) 14:52 (UTC)[返信]
他の方がルール上のことは答えていらっしゃるので、別のことを少し補足します。元々中国とその周辺の漢語圏では、漢字の名前は、海外のものも現地読みではなく自分の国の読み方で読むという長い伝統がありました。これは、韓国がそれぞれの国の読み方を尊重すべきと言い出して、最近変わりましたが(韓国は漢字を使うのをやめたからかも)、漢字名は自国風の読み方をするという長い伝統を捨てるのはどうなの?という意見もあります[1][2]。ベトナムも漢語圏だったので、ベトナムの人の名前も漢字だったわけですけど、日本での読み方は、もともとは中国や韓国の名前と同じように単純に音読みでしょう。この論文この論文では、ベトナムの人の名前は漢字表記でふり仮名もないですが、読者がみんなふり仮名なしでベトナムでの発音がわかると思っているとも思えないですし、ただ音読みするだけだから、ふり仮名も略しているんだと思います。なので、「見出し語の整列のために根拠なく『日本読み』をつけている」というのは、想像の域を出てないかなと思います。日本での読みを記載しないという根拠は薄いですし、コトバンクという出典もあるので、記載でいいと思います。--ジャム・パンナ会話2016年11月26日 (土) 07:17 (UTC)[返信]
このケースでは19世紀末-20世紀初の人物であることも考慮すべきだと思います。現地語主義は当時は取られておらず、各種の書籍で日本語読みで登場することがほとんどです。漢字だけで振り仮名がない場合でも、日本語読みをするのが基本でした。戦後も、長らく漢字名は音読みをするのは普通でしたから、尊室説とだけ書いて振り仮名もなく「トン・タット・トゥエット」と読ませるという意図を持った書籍はないと思われます。よって、混同等を避ける意味でも、関係するすべての読み方を併記するべきでしょう。--Quark Logo会話2016年11月27日 (日) 23:45 (UTC)[返信]
孔子(ホンズー)や孫武(スンウォー)などの数千年以上前の漢字圏のみならず世界的に著名な人物も現地語読みのみに統一すると漢字圏人名記事が大混乱に陥ること請け合いですから、「信頼できる情報源から判る全ての読み方は出典つきで記載しておいても誰も困らない」でしょう。あとは、要出典を付記されたことがある前例を元に、日本語圏の読み方の解説付記として「日本語圏ではそんしんせつとも読まれる[出典]」と書けば後々に同様問題も発生しづらいかなと。
jawpに於いて人名記事では日本語圏の読み方優先で現地語発音は排除すべきという方針はないので(WP:NOR)、そこについては異論を差し挟んだ編集者さんと対話解決すべきでしょう。--Nami-ja(凪海) 会話 / 履歴 2016年11月28日 (月) 02:25 (UTC)[返信]

コメント みなさま、お答えしていただいてどうもありがとうございます。基本的には「信頼できる情報源で確認できる読みであれば、専門書かどうかに関わらず、記載すべき」ですが、重みつけは特に方針もなく意見が分かれるところなので、ケースバイケースで対話解決すべき、といったところですね。ひとまず解決済みマークをつけます。--ネイ会話2016年11月30日 (水) 13:11 (UTC)[返信]

重み付けについてはちょっと誤解があると不味いので補足いたします。あくまで今回は厳密に決めてもたかだか定義部の2,3語だけの話だから気にしなくて良いと言いました。例えば、旧字体・新字体両方の使用例があるとか、外国語をカナにする際の表記の揺れだとかがあって、定義文にかぎらず、本文全体に渡って、その固有名詞を記述する必要があるなら話は別です。--EULE会話2016年12月1日 (木) 11:37 (UTC)[返信]