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お白石奉安所(第62回=2013年、伊勢市桜木町)

お白石持(おしらいしもち)またはお白石持行事(おしらいしもちぎょうじ)は、神宮式年遷宮を構成する祭事の1つ。式年遷宮によって新しく建設された伊勢神宮の正殿の敷地に、白い石を敷き詰める行事である。伊勢の「白石持ち」行事(いせのしらいしもちぎょうじ)の名称で、日本国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財(選択無形民俗文化財)に選択されている。御木曳と同じく一般大衆が参加する。一般の人が正殿を間近に見ることのできる唯一の機会でもある。伊勢神宮の正殿のある御敷地(みしきち)には、白い石(御白石)と黒みを帯びた石(清石)の2種類の石が敷き詰められているが、御白石は20年に1度の式年遷宮の際に取り替えることになっている。そして、新しい御白石を旧神領である伊勢在住の住民(旧神領民)と日本全国からの公募で選ばれた人々(特別神領民)が御敷地に奉献する行事を「お白石持行事」と呼ぶ。従来、お白石持の奉仕は旧神領民の特権とされていた。奉仕者はまず、宮川の川原で白い石を拾い集めておく。集めた白石は、内宮へは川曳・陸曳(おかびき)で、外宮へは陸曳で神域へ運び込む。そろいの法被を着て祓いを受けた奉仕者は、新しい正殿の周りに御白石を敷き詰めていく。お白石持は、内宮・外宮の新しい正殿がほぼ完成した時点で挙行される。お白石持に奉仕する団体を奉献団という。奉献団は旧神領の各大字から1団体が原則であるが、・・・全部読む