トリアミノトリニトロベンゼン

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トリアミノトリニトロベンゼン
構造式 トリアミノトリニトロベンゼン
IUPAC名1,3,5-triamino-2,4,6-trinitrobenzene
別名TATB
分子式C6(NO2)3(NH2)3
分子量258.149 g/mol
CAS登録番号[3058-38-6]
形状黄色か茶色の光沢のある三方晶系
密度1.93 g/cm3, 固体
融点350 ℃
SMILESC1(=C(C(=C(C(=C1[N+](=O)[O-])N)[N+](=O)[O-])N)[N+](=O)[O-])N
爆薬としての性質
摩擦感度低い
衝撃感度低い
爆速7350 m/s, 仮比重 1.80
危険性

トリアミノトリニトロベンゼン (triaminotrinitrobenzene) は、芳香族爆薬TATBと略称される。

3つのニトロ基 (NO2) と3つのアミノ基 (NH2) がベンゼン環に交互に付いている。

爆薬としてはRDXより弱いがトリニトロトルエン (TNT) より強い。しかし、衝撃、振動、火または環境などの影響にとても鈍感な低感度爆薬であり、偶然に爆発することが極めて希なので、過酷な状況下や極めて高い信頼性を要求される核兵器で使われる。