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アホウドリ阿房鳥阿呆鳥信天翁など 学名:Phoebastria albatrus、旧学名:Diomedea albatrus)は、ミズナギドリ目・アホウドリ科に分類される鳥類の一種。またはアホウドリ科に分類される鳥の総称。

全長約95cm、翼開長約240cmの大型の海鳥である。の先が黒く、くちばしはピンク色。成鳥は頭から首にかけて黄色で胴体が白い。若鳥は背中全体が黒褐色をしていて、成長するにしたがい体の羽毛が白っぽくなってゆく。

グライダーのような細く長い翼をもち、海上をはばたくことなくゆったりと飛翔する。この飛び方は「帆翔(はんしょう)」と呼ばれ、がたてる風の力を有効に利用してジグザグに飛行するという独特なものである。長大な翼は風をとらえるのに都合がよいが、羽ばたくのは苦手で、海面や地面から飛び立つには向かい風と長い助走が必要となる。

太平洋の外洋域に生息するが、10月から6月の繁殖期には伊豆諸島鳥島尖閣諸島の南小島で繁殖する。一夫一婦制で、一度つがいになると死ぬまで相手を替えない。少産長寿で、寿命は約20年と考えられている。...