Portal:バスク/人物伝/ベルナト・エチェパレ

ベルナト・エチェパレ(15世紀後半–16世紀)は、ナバーラ王国サン=ジャン=ピエ=ド=ポル近郊出身の司祭詩人。1545年、バスク語で書かれた書籍(『バスク初文集』)を初めて出版した人物であり、バスク語の幅広い認知を目指した。詩の中に散見される低俗的な愛の表現などが理由で、エチェパレの名は長らく低く評価されていたが、20世紀後半にバスク社会で再評価が進んだ。エチェパレに捧げられた曲などが登場し、『バスク初文集』は英語や日本語を含めて10言語以上に翻訳されている。エチェパレの名はバスク地方の通り、学校、団体などに冠されており、2007年にはバスク語とバスク文化の対外普及を目的とするエチェパレ・インスティテュートが発足した。