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Portal:コンピュータ/特集項目/情報社会/全国銀行データ通信システム

全国銀行データ通信システム(ぜんこくぎんこうデータつうしんシステム)とは、日本国内の金融機関相互の内国為替取引をコンピュータと通信回線を用いてオンライン処理を行えるようにした手形交換制度のことである。1973年4月9日に稼働を開始し、以後処理能力の向上と設備増強を繰り返し、2011年11月14日からは第6次全銀システムが稼働している。

参加している金融機関は銀行だけでなく、信用金庫信用協同組合農業協同組合等を含めたすべての民間金融機関が加盟しているが、例外は日本銀行である。

すべての民間金融機関が参加するという高い利便性は、古い仕様をなかなか変えられないという副作用も伴っている。システムの稼働時間は民間金融機関の営業する営業日・日中のみ(15時まで)であるため、夜間、土曜、休日に他の銀行宛の振込依頼を行っても、翌営業日の朝8時30分になるまで振込処理は完了しない。全国銀行協会が定めたデータ伝送フォーマット(全銀協規定フォーマット)に従って振込情報等を取り扱うため、……もっと読む