NMR on a Chip
NMR on a Chipとは近年[いつ?]開発が進められる小型化された核磁気共鳴分光計。
概要[編集]
従来の核磁気共鳴分光計は大きく、固定式で磁石には超電導磁石を使用しており[1]、自由に移動することが困難で用途が限られていた。近年、半導体技術を応用することにより[要出典]、1チップで核磁気共鳴分光計を実現できるようになりつつある。
特徴[編集]
 |
利点[編集]
- 小型軽量化
- 低消費電力
- 大量生産による低価格化
欠点[編集]
- 磁石が小型なので分解能が低く、感度も低い
用途[編集]
従来は巨大な据置き型測定装置だった核磁気共鳴分光計が小型化されることにより、従来では携行性や、価格的に応用が困難だった用途へ適用が拡大する可能性がある[2]。
脚注[編集]
- ^ “An NMR Chip The Size of a Seed” (英語). IEEE Spectrum: Technology, Engineering, and Science News. 2018年9月24日閲覧。
- ^ “Minuscule chips for NMR spectroscopy promise portability, parallelization” (英語). www.seas.harvard.edu (2014年8月4日). 2018年9月24日閲覧。
参考文献[編集]
- Micro and Nano Scale NMR: Technologies and Systems Jens Anders, Jan G. Korvink John Wiley & Sons, 2018/05/11 ISBN 9783527697335
関連項目[編集]
- 分光法
- 機器分析化学
- 分析化学
- 電子スピン共鳴 (ESR)
- 強磁性共鳴 (FMR)
- 核四重極共鳴(NQR)
- 核磁気共鳴分光法
- 糖質の核磁気共鳴分光法
- フッ素19核磁気共鳴
- 永久磁石式核磁気共鳴分光計
- 固体核磁気共鳴（固体NMR）
- 直積演算子
- 地磁気核磁気共鳴
- 低磁場核磁気共鳴
- ゼロ磁場核磁気共鳴
- 核磁気共鳴画像法
- プロトン磁力計
- オーバーハウザー磁力計