K・元美津
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K・元美津(ケー もとみつ、本名:本水克世、1935年4月21日 - 1996年9月27日[1])は、日本の漫画家、編集者、漫画原作者。京都府出身。別ペンネームに京一也。
略歴
[編集]1935年4月21日、京都府に生まれる。幼少時に西陣の図案家だった父親を交通事故で亡くす。
1950年、京都市立二条中学校に進学。同級生だった山森ススムと共に漫画を描き始める。五色豆で有名な老舗の和菓子屋「豆政」で働きながら貸本出版社に漫画を持ち込む[2]。
1957年、セントラル文庫より「彼奴らを逃がすな」で貸本漫画デビュー。その後、劇画短編誌『影』(日の丸文庫)の常連漫画家になる。1959年には劇画工房の旗揚げにも京都に在住しながら参加する。
1966年、『影』の一般書店流通向け後継誌として創刊された『ハイコミックス』『劇画マガジン』(共に日の丸文庫)の編集長に就任。
日の丸文庫が漫画出版を廃業した1960年代末に上京し、さいとう・たかをが設立したさいとう・プロダクションに所属。脚本家として映画『ゴルゴ13』等のシナリオを手がけた。
作品
[編集]男の勝負 岬敬太郎シリーズ
脚注
[編集]- ^ 辰巳ヨシヒロ 『劇画漂流』(講談社漫画文庫、2013年、423-424頁)
- ^ 劇画工房の生き証人、山森ススム氏インタビュー 昭和マンガ研究サイト ハクダイのカカク