IMAワールド・ヘルス

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IMAワールド・ヘルス
設立 1960年
設立地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ワシントンD.C.
種類 非営利組織
目的 世界の公衆衛生
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IMAワールド・ヘルス英語: IMA World Health)は、アメリカ合衆国ワシントンD.C.に拠点を置く国際NGO[1][2]。キリスト教主義に基づく慈善団体であり、主に途上国における健康問題の解決を目標にしている。またホームページでは、「途上国において弱い立場や周辺に置かれた立場の人々に対して保健福祉を提供する」ことを目標に掲げている[3]。キリスト教主義NGOの団体であるコーラス・インターナショナル英語版に加盟しており、米国国際開発庁(USAID)にも登録されている[4]

沿革[編集]

前身であるインターチャーチ・メディカル・アシスタンス(Interchurch Medical Assistance、IMA)は1960年に設立された[4][5][6]。当初の目的は製薬会社や医療機器メーカーからの現物寄付を集約して難民キャンプや被災地の支援に用いることであった[4][7]。発足当初はメリーランド州にあった倉庫で物資を仕分けしており、この倉庫を管理運営していたのは当時からスポンサーであったブレザレン教会である[7]。現在では総額10億ドルを超える物資を52カ国に提供している[7]

医療物資の支援に加え、IMAでは被災地などでの医療支援も行なっている[7]2010年に発生したハイチ地震では、当時現地で活動していたCEOリック・サントスを含む3名が宿泊していたホテルが倒壊し、50時間にわたって閉じ込められたがその後救出された[8]

1990年台後半からは途上国における医療支援を拡大した[4]。これにはHIVエイズを防ぐための試みなどが含まれている。

脚注[編集]

  1. ^ Charity Navigator Guide”. Charity Navigator. 2013年7月1日閲覧。
  2. ^ Forbes List of Charities”. Forbes. 2013年8月2日閲覧。
  3. ^ Full Record”. CARR. 2013年8月4日閲覧。
  4. ^ a b c d IMA World Health Profile”. Volunteers of Prosperity. 2013年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年7月4日閲覧。
  5. ^ Interchurch Medical Assistance: History”. Guide Star. 2013年6月1日閲覧。
  6. ^ Md. aid group shares tears of joy and relief”. Baltimore Sun. 2013年2月2日閲覧。
  7. ^ a b c d INTERCHURCH MEDICAL ASSISTANCE DRUG/MEDICAL SUPPLY SHIPMENTS OF OVER $10 MIL”. Elsevier. 2013年5月5日閲覧。
  8. ^ In fast 3 seconds, world caved in”. Baltimore Sun. 2013年8月4日閲覧。

外部リンク[編集]