C型アルドラーゼ
表示
ALDOC | |||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| |||||||||||||||||||||||||
識別子 | |||||||||||||||||||||||||
記号 | ALDOC, ALDC, Aldolase C, aldolase, fructose-bisphosphate C | ||||||||||||||||||||||||
外部ID | OMIM: 103870 MGI: 101863 HomoloGene: 21073 GeneCards: ALDOC | ||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||
オルソログ | |||||||||||||||||||||||||
種 | ヒト | マウス | |||||||||||||||||||||||
Entrez | |||||||||||||||||||||||||
Ensembl | |||||||||||||||||||||||||
UniProt | |||||||||||||||||||||||||
RefSeq (mRNA) | |||||||||||||||||||||||||
RefSeq (タンパク質) | |||||||||||||||||||||||||
場所 (UCSC) | Chr 17: 28.57 – 28.58 Mb | Chr 17: 78.21 – 78.22 Mb | |||||||||||||||||||||||
PubMed検索 | [3] | [4] | |||||||||||||||||||||||
ウィキデータ | |||||||||||||||||||||||||
|
C型アルドラーゼ(しいがた - )とは、A型アルドラーゼ・B型アルドラーゼと同じくアルドラーゼの一つで、脳特異的酵素である。
概要
[編集]C型アルドラーゼ(英Aldolase C, EC 4.1.2.13 *[1])はフルクトース-1,6-ビスリン酸アルドラーゼ(A型アルドラーゼ)のアイソザイムである。脳に局在し、小脳に最も多い。
発見の歴史
[編集]1989年、カナダのリチャード=ホークスらは特異的モノクローナル抗体でほ乳類の小脳を免疫組織学的に染め、13本の平行な縦縞を発見した。これは小脳のプルキンエ細胞だけを染めていた。この抗原はゼブリンと命名され、下等なほ乳類から猿、ヒトの小脳に共通して同じ構造が見つかったので、注目が集まった。その後、抗原のクローニングが行われ、C型アルドラーゼであると判明した[5]。C型アルドラーゼは九大の掘らによって別にクローニングされていた。
機能
[編集]機能はよく分かっていないが、プルキンエ細胞の軸索小丘に局在する。細胞内mRNAを検出するin situ ハイブリダイゼーション法では、小脳にはゼブリンと同じく13本の縦縞構造を示す。他にもあり、NGF受容体・興奮性アミノ酸トランスポーター4(EAAT4)などである。これらの縦縞構造は別の機能をもつと考えられる。なぜなら、小脳の外傷でNGF受容体は縦縞がなくなり均一な発現になるが、ゼブリンの縦縞構造は保たれたためである。 またラットのゼブリンは生後哺乳中まで均一な発現をするが、離乳期に縦縞発現に変わるといわれている。
遺伝子
[編集]遺伝子記号はALDOCでNCBI*[2], MIM *103870
参考文献
[編集]- ^ a b c GRCh38: Ensembl release 89: ENSG00000109107 - Ensembl, May 2017
- ^ a b c GRCm38: Ensembl release 89: ENSMUSG00000017390 - Ensembl, May 2017
- ^ Human PubMed Reference:
- ^ Mouse PubMed Reference:
- ^ Hawkes R, Herrup K (1995) Aldolase C/zebrin II and the regionalization of the cerebellum. J Mol Neurosci 6(3): p.p.147-158