還元酵素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。NEON (会話 | 投稿記録) による 2014年7月1日 (火) 06:46個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (美彩 (会話) による ID:52143112 の版を取り消し)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

還元酵素(かんげんこうそ、reductase)とは、酸化還元酵素の一種で分子状酸素以外の基質電子受容体とする酵素である。レダクターゼとも呼ばれる。

分類はフェレドキシン‐NADP+還元酵素のように電子伝達系に含まれるものから、硝酸還元酵素のように還元的同化・合成に関与するものなど多岐にわたる。あるいは電子受容体が明らかになっていないものもある。

補欠分子族としてフラビンモリブデンヘムあるいは非ヘム鉄を含むものもある。

HMG-CoA還元酵素阻害剤やアンドロゲン5α還元酵素阻害剤は医薬品に利用されている。

関連項目

出典

  • 還元酵素『岩波生物学辞典』第4版CD-ROM版、岩波書店、1999年。