超分節接辞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。エリック・キィ (会話 | 投稿記録) による 2017年3月6日 (月) 15:39個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (「かぶせ接辞」およびその英語名の典拠を追加。)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

超分節接辞 (ちょうぶんせつせつじ) あるいはかぶせ接辞 (かぶせせつじ; : suprafix[1]) とは、超分節素を変える派生接辞と見なすものである。超分節素とは複数の音素にまたがる強勢声調を指す。

英語

英語では、第一音節の強勢化は動詞から名詞形容詞を作る超分節接辞である。以下にいくつか例を示す。発音は標準アメリカ英語である。

動詞 名詞
envelop
/ɛnˈvɛləp/
envelope
/ˈɛnvəˌloʊp/
export
/ɪkˈspɔɹt/
export
/ˈɛkspɔɹt/
implement
/ˌɪmpləˈmɛnt/
implement
/ˈɪmpləmənt/
import
/ɪmˈpɔɹt/
import
/ˈɪmpɔɹt/
interchange
/ˌɪntɚˈtʃeɪndʒ/
interchange
/ˈɪntɚˌtʃeɪndʒ/
produce
/prəˈdus/
produce
/ˈprɒdus/
research
/riˈsɝtʃ/
research
/ˈrisɚtʃ/
upgrade
/ʌpˈgɹeɪd/
upgrade
/ˈʌpˌgɹeɪd/

脚注

  1. ^ 文部省 編(1997)。

参考文献