滑面小胞体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Amygdaloideae (会話 | 投稿記録) による 2020年12月27日 (日) 06:01個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (誤字修正)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

典型的な動物細胞の模式図: (1) 核小体(仁)、(2) 細胞核、(3) リボソーム、(4) 小胞、(5) 粗面小胞体、(6) ゴルジ体、(7) 微小管、(8) 滑面小胞体、(9) ミトコンドリア、(10) 液胞、(11) 細胞質基質、(12) リソソーム、(13) 中心体

滑面小胞体(かつめんしょうほうたい、: smooth-surfaced endoplasmic reticulum, sER)は、リボソームが付着していない小胞体の総称。通常細管状の網目構造をとる。粗面小胞体ゴルジ複合体シス網との移行領域、粗面小胞体との連続部位に存在する。トリグリセリドコレステロールステロイドホルモンなど脂質成分の合成やCa2+の貯蔵などを行う。ステロイド産生細胞肝細胞骨格筋心筋胃底腺壁細胞精巣上体上皮細胞で多く存在する。

参考文献

  • 日本獣医解剖学会編集 『獣医組織学 改訂第二版』 学窓社 2003年 ISBN 4873621135

関連項目