実体顕微鏡(じったいけんびきょう、英:Stereo microscope)とは、比較的低倍率(2-30倍程度)で、観察対象を薄切標本などにせず、そのままの状態で観察するための顕微鏡である。
顕微鏡観察を行いながら解剖などの作業する場合などにも使われるので、対物レンズから接眼レンズまで双眼で、立体視が可能なものもある。これを双眼実体顕微鏡ともいう。たとえば、脳外科手術用の顕微鏡などもこれに類するものである。
普通は落射照明によって物体表面を観察するように使うが、透過光を用いる場合もあり、この両方の光源を組み込んだ装置もある。
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