10の格言集
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10の格言集 作品13は、ドミートリイ・ショスタコーヴィチが作曲した10曲からなるピアノ曲。「格言集」と呼ばれることもある。
概要
1927年2月25日から同年4月7日にかけて作曲され、同年8月にはショスタコーヴィチ自身のピアノにより、レニングラードで初演された。なお、作品はもともと12曲だったが、そのうち2曲は破棄され、結局10曲の曲集となったという。作品名は、ショスタコーヴィチが尊敬していた年長の友人で音楽評論家・ピアニストのボレスラフ・ヤヴォールスキーの提案によるものである。作品はヤヴォールスキーに献呈された。
ショパン・コンクール出場直後の作品であることから、ショスタコーヴィチがコンクールのために集中的に準備していたショパンの装飾的連符のパロディのようである。しかし、作品の響きそのものはかなり大胆で、同時期の作品交響曲第2番などと並び、当時の若いショスタコーヴィチの尖鋭的な作風が現れた作品である。。
構成
全10曲の構成で、演奏時間は約13分。
- 第1曲 - レチタティーヴォ
- 第2曲 - セレナード
- 第3曲 - 夜想曲
- 第4曲 - 悲歌(エレジー)
- 第5曲 - 葬送行進曲
- 第6曲 - エチュード
- 第7曲 - 死の舞踏
- 第8曲 - カノン
- 第9曲 - 伝説
- 第10曲 - 子守歌
録音
録音は非常に少ないが、ウラディーミル・アシュケナージがこの作品を録音している(デッカより発売)。