コンテンツにスキップ

ノヴェー・ザームキ - ズヴォレン線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Bh116k (会話 | 投稿記録) による 2023年6月15日 (木) 06:35個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (歴史: de:Bahnstrecke Levice–Úľany nad Žitavou(28. Jan. 2023 oldid=230288886)より一部翻訳、分類追加)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ノヴェー・ザームキ - ズヴォレン線
ノヴェー・ザームキ - ズヴォレン線の路線図
ノヴェー・ザームキ - ズヴォレン線の路線図
路線番号150
路線総延長129 km
軌間1435 mm
電圧25 kV(交流
最高速度100 km/h
停車場・施設・接続路線
ABZg+r
B-S線NZ-C線
BHF
0.0 ノヴェー・ザームキ
ABZgl
ブラチスラヴァ - シトゥーロヴォ線
BHF
6.0 バーノヴ
ABZg+l
パラーリコヴォ - シュラニ線
BHF
10.5 シュラニ
ABZgl
シュラニ - プリェヴィヅァ線
HST
13.2 シュラニ停車駅
hKRZWae
ニトラ川
BHF
16.1
37.0
ウリア(ジタヴァ)
ABZgl
ノヴェー・ザームキ - ズラテー・モラヴツェ線
WBRÜCKE1
ジタヴァ川
eABZg+r
旧ドルニース・オハイオ方面
BHF
34.1 フイ
HST
30.9 ラダヴァ
BHF
27.7 ポドハーイスカ
HST
23.7 ポズバ
BHF
20.8 ベシャ
HST
17.5 イェセンスケー・ウドリエ
ÜST
15.5 ピアル信号場
HST
14.9 ホルニー・ピア
BHF
11.1 ロック
ABZg+l
モッホヴツェ核発電所方面
BHF
6.8 カルナー(フロン)
WBRÜCKE1
フロン川
eHST
Malá Seč
ABZgl
シトゥーロヴォ - レヴィツェ線(シトゥーロヴォ方面)
BHF
0.0
0.0
レヴィツェ
STR+GRZq
スロヴァキアハンガリー旧国境(1938~1945)
HST
4.2 フロンスケー・クリャチャニ
BHF
8.7 ヴェリケー・コズマーロヴツェ
HST
10.0 トルマツェ
ABZg+l
コザーロヴツェ - ズレジジアテー・モラヴツェ線
BHF
12.5 コザーロヴツェ
HST
14.9 プシアレ
BHF
16.9 フロンスキー・ベニャディク
BHF
22.4 テコヴスカー・ブレズニツァ
BHF
27.6 ノヴァー・バニャ
BHF
31.3 ルドノ(フロン)
ÜST
33.9 ヴォズニツァ信号場
HST
34.6 ヴォズニツァ
HST
37.4 ドルネー・ハームレ
BHF
39.0 ジャルノヴィツァ
HST
43.8 ブゼニツァ
BHF
47.0 フリニーク(フロン)
HST
53.9 ジアル停車駅
BHF
55.7 ジアル(フロン)
HST
59.1 シャショヴスケー・ポドフラディエ
HST
63.1 ヤルナー
ABZg+l
ズヴォレン - ヂヴャキ線
BHF
65.1 フロンスカー・ドゥーブラヴァ
ABZgr
HD-BS線Z-V線

ノヴェー・ザームキ - ズヴォレン線(スロバキア語;Železničná trať Nové Zámky – Zvolen)は、スロバキア国鉄の鉄道線の名称である。路線番号は150

歴史

最初に開業したのは ズヴォレン - レヴィツェ間で、1896年に開業した。その後レヴィツェ - ノヴェー・ザームキが開通し、1915年に全通した。ブラチスラヴァとズヴォレンを結ぶ経路の一端を担っている。

第一次世界大戦の終戦後、オーストリア=ハンガリー帝国が解体されてチェコスロバキアが建国された。この路線は新生のチェコスロバキア国鉄(Českeslavenské státní dráhy, ČSD)の路線網に組み入れられた。当時にこの路線はブラチスラヴァ - バンスカー・ビストリツァ区間を結ぶ主要な鉄道路線の一部で、急行列車の主要経路の一つであった。1938年夏の時刻表によれば、急行列車は一日3往復でこの路線を経由した[1]

第一次ウィーン裁定の結果、1938年11月にノヴェ・ザムキス - レーヴァテインヴィルツェレ間はハンガリーに帰属することとなった。その区間は再びハンガリー国鉄に所属した。1945年終戦後、全区間はチェコスロバキア国鉄の路線網に戻った。

1955年以降トゥルニャ(ボドヴァ) - ロジュニャヴァ間の開通によってブラチスラヴァとコシツェは幹線鉄道で直接連結されている。これは「南スロバキア横断鉄道」と呼ばれて、ブラチスラヴァ - コシツェ間直通急行列車が導入された。継続的に増加する通行量のため、部分的の複線化は必要であった。1991年12月20日に電車線設置はシュラスコニード - レヴィーツェレ間で完了した。

1993年1月1日この路線はチェコスロバキア分離の結果で新生のスロバキア国鉄(Železnice Slovanekej republiky, ŽSR)に引き受けられた。

運行形態

特急「リーフリク(R)」

下記3系統が運行している。

  • ウルピーン号: ブラチスラヴァ - シュラニ - ズヴォレン - バンスカー・ビストリツァ
    2時間に1本の運行。シュラニ以西は130号線に、ズヴォレン以東は170号線に直通する。
    過去の運行形態
    2015年以前は、4時間に1本の運行であった。日曜日の西行片道2本に限り、ドゥーブラヴァとフリニークに停車していた他、ベニャヂクは全列車通過であった。
    2016年度より、2時間に1本の運行となった。
    2017年度より、フリニーク停車の列車および、レヴィツェ発ブラチスラヴァ行片道1本の列車種別が区間リーフリク(RR)に変更された。
    2018年度より、再び4時間に1本の運行となった。
    2021年度より、ズヴォレンやビストリツァ発着の列車の愛称名が「ウルピーン」に、レヴィツェ始発の列車の愛称名が「テコウ」に統一された。
    2022年度に、2時間に1本に増発された。リーフリク(R)は、ベニャヂクに一部が停車する様になった。一方、区間リーフリク(RR)の列車は週1往復の運行となり、ドゥーブラヴァ通過に変更された。
    2022年6月1日から10月18日まで、工事のため、レヴィツェ以西での運行を休止していた。代わりに、ノヴァー・バニャからシャリャまで代行バスを運行していた[2]。代行バスからの接続を受けない便は、「テコウ」に愛称を変更していた。ただし区間リーフリク(RR)に限り、152号線経由でブラチスラヴァまで直通していた。
    2023年度より、区間リーフリク(RR)がリーフリク(R)に統合された。また、再び一部がフロンスカー・ドゥーブラヴァ停車となった。愛称名は全て「ウルピーン」に統一された。

  • ポリャナ号: プラハ/ブラチスラヴァ - レヴィツェ - プレショウ
    日曜日を除く週6日、一日1往復の運行。シュラニ以西は130号線に、ズヴォレン以東は160号線に直通する。またノヴェー・ザームキ以西は、一部車両を切り離し、切り離された車両はメトロポリタン・スロヴェンスカー・ストレラ号としてプラハまで直通する。西行はウーリャニに停車する一方、東行はポドハーイスカを通過する。
    過去の運行形態
    2018年以前は、プラハ直通の車両を連結していなかった。東行に限り、コザーロウツェを通過していた。
    2018年末に、ノヴェー・ザームキ経由にルート変更された。ブラチスラヴァ行が、ポドハーイスカとウーリャニを通過する様になった。また、プラハ直通の車両を連結する様になった。
    2020年末に、西行がポドハーイスカとウーリャニに再び停車する様になった。
    2022年6月1日から10月18日まで、工事のため、152号線経由のルートに変更された[2]
    2023年度より、愛称名が「ゲメラン・ポリャナ」より「ポリャナ」に変更となった。コザーロウツェは上下とも停車になった。

  • 過去の運行系統
    • ゲメラン号: ブラチスラヴァ - シュラニ - ズヴォレン - コシツェ - プレショフ/キエフ
      4時間に1本の運行で、上記ビストリツァ方面と合わせて2時間に1本の本数が確保されていた。シュラニ以西は130号線に、ズヴォレン以東は160号線に直通していた。停車駅はウルピーン号と同じ。
      2015年度以前、およぼ2018-21年度に運行していた。

普通

  • シュラニ - ウーリャニ - ズラテー・モラウツェ
    一日あたり、平日4往復、休日3往復の運行。ウーリャニ以東は151号線に直通する。
  • レヴィツェ - ズヴォレン
    一日あたり、平日7往復、土曜日・休日4往復の運行。
    2021年以前は、平日2 - 3往復、土曜日・休日1往復に限り、ノヴェー・ザームキ方面に直通していた。2022年以前は、休日の本数がやや多く、一日5-6往復運行していた。また、ルドノは全列車停車であった。
  • ノヴェー・ザームキ - レヴィツェ
    一日あたり、平日10往復、土曜日・休日7往復運行している。大部分はバーノウを通過する。
    過去の運行形態
    2021年以前は、平日2 - 3往復、土曜日・休日1往復に限り、ズヴォレン方面に直通していた。また、一部がイェセンスケー・ウードリェを通過していた一方、バーノウは全列車停車していた。
    2022年6月1日から10月18日まで、工事のためシュラニ - レヴィツェ間で運休、バス代行輸送を行っている。[2]
    2023年度より、大部分がバーノウ通過となった他、イェセンスケー・ウードリェは全列車停車となった。

過去の運行種別

  • 特急「エクスプレスニー・ヴラク(Ex)」
    • バンスカー・ビストリツァ→ズヴォレン→シュラニ→ブラチスラヴァ 【平日運行】
      ズヴォレン以東は170号線から、シュラニ以西は130号線に直通していた。150号線内は、ズヴォレン、ジャル、レヴィツェ、シュラニにのみ停車していた。
      2021年末に運行休止。

  • 快速「ズリーフレニー・ヴラク(Zr)」
    • シチャウニツァ - ドゥーブラヴァ - ズヴォレン 【夏季の土曜・休日運行】
      季節限定で、一日5往復運行していた。ドゥーブラヴァ以南は154号線に直通していた。2020年に運行していた。

  • 快速「レギオナルエクスプレス(REX)」
    • スラードコヴィチ号: レヴィツェ → シュラニ → クーティ 【平日運行】
      片道1本運行していた。シュラニ以西は130号線に直通していた。イェセンスケー・ウードリェを除く各駅に停車していた。
      2019,20年度に運行していた。

駅一覧

以下では、スロバキア国鉄150号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。

  • 種別
    • R:特急「リーフリク」
    • RR:特急「区間リーフリク」
    • Os:普通
  • 停車駅
    • 印:全列車停車
    • 印:一部通過
    • 印:一部停車
    • |印:全列車通過
路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ R Os 接続路線 所在地
140 ノヴェー・ザームキ駅 - 新ザームキから
0.0
レヴィツェから
52.8

130号線(シトゥーロヴォ方面、プラハ方面)
135号線(コマールノ方面)

ニトラ県 ノヴェー・ザームキ郡
バーノフ駅 6.1 6.1 46.7  
150 シュラニ駅 4.4 10.5 42.3 130号線(ブラチスラヴァ方面)、140号線(プリェヴィヅァ方面)
シュラニ停留所 2.7 13.2 39.6  
ウーリャニ・ナド・ジタヴォウ駅 2.9 16.1 36.7 151号線(モラヴツェ方面)
フル駅(*1) 2.6 18.7 34.1  
ラダヴァ駅(*1) 3.2 21.9 30.9  
ポドハーイスカ駅(*1) 3.2 25.1 27.7  
ポズバ駅(*1) 4.0 29.1 23.7  
ベシャ駅(*1) 2.9 32.0 20.8   レヴィツェ郡
イェセンスケー・ウードリェ駅(*1) 3.3 35.3 17.5  
ホルニー・ピャル駅(*1) 2.6 37.9 14.9  
ロク駅(*1) 3.8 41.7 11.1  
カルナー・ナド・フロノム駅(*1) 4.3 46.0 6.8  
レヴィツェ駅 6.8 52.8 0.0 152号線(シトゥーロヴォ方面)
フロンスケー・クリャチャニ駅 4.2 57.0 4.2  
ヴェリケー・コズマーロヴツェ駅 4.5 61.5 8.7  
トルマツェ駅 1.3 62.8 10.0  
コザーロヴツェ駅 2.5 65.3 12.5  
プシャレ駅 2.4 67.7 14.9   バンスカー・ビストリツァ県 ジャルノヴィツァ郡
フロンスキー・ベニャヂク駅 2.0 69.7 16.9  
テコフスカー・ブレズニツァ駅 5.5 75.2 22.4  
ノヴァー・バニャ駅 5.2 80.4 27.6  
ルドノ・ナド・フロノム駅 3.7 84.1 31.3  
ヴォズニツァ駅 3.3 87.4 34.6  
ドルネー・ハームレ駅 2.8 90.2 37.4  
ジャルノヴィツァ駅 1.6 91.8 39.0  
ブゼニツァ駅 4.8 96.6 43.8   ジャル・ナド・フロノム郡
フリニーク・ナド・フロノム駅 3.1 99.7 46.9  
ジャル・ナド・フロノム停留所 7.0 106.7 53.9  
ジャル・ナド・フロノム駅 1.8 108.5 55.7  
シャーショフスケー・ポドフラヂェ駅 3.4 111.9 59.1  
ヤルナー駅 4.2 116.1 63.1  
フロンスカー・ドゥーブラヴァ駅 3.0 119.1 66.1 154号線(バンスカー・シチャウニツァ方面)、171号線(ヴルートキ方面)
ズヴォレン駅 11.1 130.2 77.2

153号線(シャヒ方面)
160号線(フィリャーコヴォ方面)、170号線(バンスカー・ビストリツァ方面)

ズヴォレン郡

(*1): 2022年6月1日から10月18日まで休止[2]

外部リンク

脚注

  1. ^ Dokumentry: GVD 1938 leto” (スロバキア語). VLAKY.NET (2009年3月28日). 2023年6月12日閲覧。
  2. ^ a b c d Výluka na trati Šurany – Levice zasiahne rýchliky i osobné vlaky, trvať má približne štyri mesiace