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水町浩

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2023年6月14日 (水) 12:00; アイアン (会話 | 投稿記録) による版 (獲得タイトル)(日時は個人設定で未設定ならUTC

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水町 浩
基本情報
本名 水町 浩(みずまち ひろし)
階級 ウェルター級WMAF
身長 173cm
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1980-02-16) 1980年2月16日(44歳)
出身地 長崎県
スタイル フルコンタクト空手
キックボクシング
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水町 浩(みずまち ひろし、1980年2月16日 - )は、日本男性キックボクサー長崎県出身。士魂村上塾所属。

マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟第4代スーパーライト級、第17代ウェルター級、初代WMAF世界ウェルター級王者。第3代RISEライト級王者。

来歴

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プロデビュー

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佐世保実業高等学校を卒業。1999年1月31日、マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟でプロデビュー。

2002年9月28日、山木ジム東金ジム主催「SPIRIT」のMA日本ライト級王者決定戦に出場。水町は2位にランクされており、木村允(同級1位)と対戦。5R判定2-0で破れ、王座獲得にはいたらなかった。点差は1点・2点と僅差だった。

2003年11月、木村允に押し気味の判定ドロー。試合後に判定結果でかなり揉めた1戦。

2004年1月18日、MA日本主催「SUPREME-1 〜最高のキック〜」のMA日本ライト級タイトルマッチに出場。水町は同級1位にランクされており、木村充(王者)の持つ王座に挑戦した。前回の判定結果で揉めたため急遽組まれた1戦だったが、水町は5R判定3-0で敗れ、木村は3度目の防衛に成功した。ジャッジの採点では4点差が2人、6点差が1人と大差をつけられる敗北だった。

日本王座獲得

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2004年11月21日、「SUPREME-7 CHAMPION CARNIVAL 7階級タイトルマッチ」のMA日本スーパーライト級タイトルマッチで井上哲(王者)と対戦。5R判定0-3で勝利し王座を獲得。同月30日に出身校である佐世保実業高等学校に来校し、校長室でチャンピオンベルトを持って王座獲得を報告。

2005年7月16日、新撰組プロモーションが主催する「新・格闘技の祭典2005」のショーダウンマッチ(67kg契約、3分3R/延長2分2R)に出場。ミルチャ・サボウ(ルーマニア)を2R0:22KOで下す。

2005年8月14日、MA日本ウェルター級王座次期挑戦者決定戦で丸山元樹と対戦し、2RKO勝ちを収め王者・白須康仁への挑戦権を獲得した。挑戦権獲得に伴い、スーパーライト級王座を返上した[1]

日本王座2階級制覇

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2005年11月6日、東京のディファ有明で行われた「DETERMINATION(決心)9th 〜CHAMPION CARNIVAL MA日本6階級タイトルマッチ〜」のMA日本ウェルター級暫定王者決定戦で山崎通明(同級3位)と対戦。この時、水町は同級1位にランクされていた。試合は水町が顔面への跳び膝蹴りで1R1:43KO勝ちし、暫定王者になった。試合後、山崎は立ち上がれず担架で運ばれた。

2006年3月4日、MA日本主催興行の中で行われた2005年度連盟表彰で、技能賞を受賞。

2006年4月29日、MA日本主催「SURPRISING-3rd」のMA日本ウェルター級王座統一戦に出場。白須康仁(王者)と対戦し、3Rに右フックでダウンを奪われ5R0-3の判定負けを喫し、王座から陥落する。

2007年4月6日、MA日本主催「BREAKDOWN 3 〜打破〜」の交流戦ウェルター級3分3Rショーダウンマッチ1に出場。NJKFのKEN(NJKF同級3位)と対戦。3R1:50KOで勝利する。

3度目の日本王座獲得

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2007年6月10日に東京の後楽園ホールで行われた、MA日本主催「BREAKDOWN(打破)5 〜新東金ジム29周年記念 戦場の狼3〜」のMA日本ウェルター級王者決定戦で笹谷淳(同級2位)と対戦。この時も、水町は1位にランクされていた。1R終了間際に笹谷の肘打ちで左目尻をカットし、2Rは左ハイキックで一瞬体がふらつく場面も見られた。しかし、直後に跳び膝蹴りからのパンチの連打で最初のダウンを奪うと、さらに跳び膝で2度目のダウンを奪った。笹谷は立ち上がったが、直後にセコンドがタオルを投入し、水町の2R2:18TKO勝ちとなった。この試合で日本2階級制覇に成功した。試合後の勝利者インタビューでは、K-1参戦をアピールした。

2007年9月9日に、東京ディファ有明で開催された「第27回士道館杯争奪ストロングオープントーナメント全日本空手道選手権大会」に出場。フルコンタクト空手軽中量級(70kg以下)で優勝した。

世界王座獲得

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2007年9月29日に、10月21日に東京のディファ有明で開催されるMAキック主催「BREAKDOWN-7 〜打破〜」のメインイベントで行われる予定だったWMAF世界ウェルター級初代王者決定戦の延期が発表された。水町はこの試合で、喜入衆J-NETWORKスーパーライト級王者)と対戦する予定だったが、水町の左拳骨折のため延期になった。

2008年4月29日、「BREAK THROUGH-3 〜突破口〜」のWMAF世界ウェルター級初代王者決定戦(3分5R/延長1R)で喜入衆(前J-NETWORKスーパーライト級王者)と対戦。5R判定2-1で勝利し、初代世界ウェルター級王者となった。点差が1点という薄氷の勝利だった。世界タイトルを取ったことで、日本タイトルは返上した[2]

2009年2月15日、「BREAK THROUGH-9 〜突破口〜」のWMAF世界ウェルター級タイトルマッチで北山高与志と対戦し、判定負け。王座から陥落した。

2010年5月30日、WMAF世界ウェルター級王座決定戦で一貴と対戦し、TKO負けで王座返り咲きならず[3]

戦績

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キックボクシング 戦績
53 試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合
29 12 0 5 0
19 3 9 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× 田中秀和 3R終了 判定0-2 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟「BREAK-8 〜士道館新春興行〜」 2011年1月15日
× 一貴 2R 1:23 TKO(ドクターストップ:左目尻カット) マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟
「BREAK-2 〜WMAF世界フェザー級タイトルマッチ&ウェルター級王座決定戦〜」
【WMAF世界ウェルター級王座決定戦】
2010年5月30日
× 為房厚志 2R 0:54 KO(3ノックダウン) マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟「BREAK THROUGH-13 〜突破口〜」
【WBCムエタイルール統一王座決定戦 ウェルター級 準決勝】
2009年10月18日
× 北山高与志 5R終了 判定0-3 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟
「2009士道館新春興行 BREAK THROUGH-9 〜添野道場40周年記念大会〜」
【WMAF世界ウェルター級タイトルマッチ】
2009年2月15日
北山高与志 3R+延長R終了 判定2-1 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟
「BREAK THROUGH-7 〜CHAMPION CARNIVAL〜 MA日本キック連盟4階級タイトルマッチ」
2008年10月19日
喜入衆 5R終了 判定2-1 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟「BREAK THROUGH-3 〜突破口〜」
【WMAF世界ウェルター級王座決定戦】
2008年4月29日
笹谷淳 2R 2:18 TKO(タオル投入) マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟
「BREAKDOWN(打破)5 〜新東金ジム29周年記念 戦場の狼3」
【MA日本ウェルター級王者決定戦】
2007年6月10日
KEN 3R 1:50 KO(3ダウン:ボディへの左前蹴り) マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟「BREAK DOWN 3 〜打破〜」 2007年4月6日
× 川端健司 3R+延長R終了 判定0-3 R.I.S.E. DEAD or ALIVE TOURNAMENT '06
【1回戦】
2006年12月17日
笹谷淳 1R 2:10 KO(右膝蹴り) マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟
「SURPRISING 6 〜東金ジム28周年記念 戦場の狼2〜」
2006年8月6日
× 白須康仁 5R終了 判定0-3 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟「SURPRISING 3rd」
【MA日本ウェルター級王座統一戦】
2006年4月29日
× 尾崎圭司 2R 1:23 KO(3ノックダウン:上段後ろ回し蹴り) R.I.S.E. DEAD or ALIVE TOURNAMENT '05 2005年12月18日
山崎通明 1R 1:43 KO(右跳び膝蹴り) マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟
「DETERMINATION(決心)9th 〜CHAMPION CARNIVAL MA日本6階級タイトルマッチ〜」
【MA日本ウェルター級暫定王座決定戦】
2005年11月6日
丸山元樹 2R 1:09 KO(3ダウン:膝蹴り) マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟
「DETERMINATION(決心)7th 〜梶原一騎19回忌追悼記念 第8回梶原一騎杯 キックガッツ2005〜」
【MA日本ウェルター級王座次期挑戦者決定戦】
2005年8月14日
ミルチャ・サボウ 2R 0:22 KO 新・格闘技の祭典2005【キックボクシングルール】 2005年7月16日
森本達也 判定3-0 BRAVE CORE III 2005年5月29日
井上哲 5R終了 判定3-0 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟
「SUPREME-7 CHAMPION CARNIVAL 〜7階級タイトルマッチ〜」
【MA日本スーパーライト級タイトルマッチ】
2004年11月21日
× 木村充 5R終了 判定0-3 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟「SUPREME-1 〜最高のキック〜」
【MA日本ライト級タイトルマッチ】
2004年1月18日
木村允 5R終了 判定1-0 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟「FINAL EXPLOSION 〜全階級タイトルマッチ〜」
【MA日本ライト級タイトルマッチ】
2003年11月24日
小石川勝 5R終了 判定3-0 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟「EXPLOSION-3 〜挑戦者決定戦最終章〜」
【MAライト級王座挑戦者決定戦】
2003年9月14日
ロマノフ・デニス 5R終了 判定3-0 新・格闘技の祭典【キックボクシングルール】 2003年7月13日
× 中村玄志 5R終了 判定0-3 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟「EXPLOSION-1」 2003年1月25日
× 木村充 5R終了 判定0-2 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟「SPIRIT」
【MA日本ライト級王座決定戦】
2002年9月28日
泉雄策 5R終了 判定3-0 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟
「SHIMOKITA GROUND ZERO PT2」
2002年5月26日
山崎通明 5R終了 判定1-0 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟「新春正月興行」 2002年1月18日
手塚豊 判定3-0 KAKIDAMISHI 2 2001年12月16日
× 笹羅崇裕 5R終了 判定0-3 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟「『闘い続ける男たち』パート2」 2001年6月15日
木村充 5R終了 判定0-0 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟「MILLENNIUM CHAMPION CARNIVAL」 2000年10月6日
竹村亮 3R終了 判定3-0 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟「COMBAT-2000 王道」 2000年7月20日
田辺克弥 2分3R終了 判定3-0 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟
「戦国シリーズ仁義なき闘いパート3 Millennium Battle 2000」
2000年1月30日
篠原肇 2分3R終了 判定 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟「マーシャルアーツスピリット」 1999年11月26日
× 木村充 3R終了 判定0-3 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟
「SET FIRE II 〜キックに火をつけろ!〜」
1999年9月25日
井上展利 2分3R終了 判定1-0 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟
「添野道場30周年記念大会 仁義なき闘いパート2」
1999年6月18日
山田正和 2R 3:00 KO マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟「最強を求めて」 1999年4月24日
大里直樹 3R TKO マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟 1999年1月31日

獲得タイトル

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受賞歴

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  • 2005年度技能賞(MA日本、2006年3月4日)

脚注

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関連項目

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外部リンク

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前王者
井上哲
第4代マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟スーパーライト級王者

2004年11月21日 - 1999年9月17日

次王者
山崎通明
前王者
白須康仁
第17代マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟ウェルター級暫定王者

2005年11月6日 - 2006年4月29日

次王者
白須康仁
前王者
白須康仁
第18代マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟ウェルター級王者

2007年6月10日 - 2008年

次王者
N/A
前王者
WMAFは1998年に設立
初代WMAF世界ウェルター級王者

2008年4月29日 - 2009年2月15日

次王者
北山高与志
空位
前タイトル保持者
イ・ソンヒョン
第3代RISEライト級王者

2015年11月8日- 2016年7月30日

次王者
不可思