根津孝太
根津 孝太(ねづ こうた、1969年 - )は、日本のデザイナー。クリエイティブコミュニケーター。 znug design 取締役。GROOVE X株式会社CDO。グッドデザイン賞審査委員。祖父はフランス文学者の根津憲三。
略歴・人物
1969年東京生まれ。千葉大学工学部工業意匠学科卒業。トヨタ自動車入社、愛・地球博『i-unit』コンセプト開発リーダーなどを務める。2005年(有)znug design設立、多くの工業製品のコンセプト企画とデザインを手がけ、ものづくり企業の創造活動の活性化にも貢献。「町工場から世界へ」を掲げた電動バイク『zecOO』、やわらかい布製超小型モビリティ『rimOnO』などのプロジェクトを推進する一方、GROOVE X『LOVOT』、トヨタ自動車コンセプトカー『Camatte』『Setsuna』、ダイハツ工業『COPEN』、THEMOS ケータイマグ『JMY』『JNL』『JNR』、Afternoon Tea ランチボックス『LUNCH WARE』、タミヤミニ四駆『Astralster』『RAIKIRI』、人機一体『零式人機』などの開発も手がける。ミラノサローネ「サテリテ」 (Salone del Mobile "Satellite")、パリ Maison et Objet 経済産業省 "JAPAN DESIGN +" など、国内外のデザインイベントで作品を発表。グッドデザイン金賞 2020(LOVOT)、CES 2020 INNOVATION AWARD(LOVOT)、COOL JAPAN AWARD 2019(LOVOT)、日本感性工学会 かわいい感性デザイン賞 2019 最優秀賞(LOVOT)、同 2016 最優秀賞(rimOnO)、JAPAN WOOD DESIGN AWARD 2016 最優秀賞(農林水産大臣賞)(Setsuna)、JIDA MUSEUM SELECTION 2015(zecOO)、ドイツ iFデザイン賞 2010(THERMOS JMY)、他多数受賞。2014~2020年度 グッドデザイン賞審査委員。著書『アイデアは敵の中にある』(中央公論新社)、『カーデザインは未来を描く』(PLANETS)。
手がけた作品
- GROOVE X LOVOT(2018)
- TOYODA TRIKE(2017)
- つうかあ(2017)
- サーモス JNR(2017)
- 超小型モビリティrimOnO(2016)
- トヨタ SETSUNA(2016)
- タミヤ 電動RC RAIKIRI GT(2016)
- トヨタ Camatteシリーズ(2012-2017)
- タミヤ ミニ四駆 RAIKIRI(2015)
- タミヤ ミニ四駆 Astralster(2013)
- Afternoon Tea LUNCH WARE(2012)
- サーモス JNL(2012)
- 電動バイクzecOO(2011)
著書
『カーデザインは未来を描く』(PLANETS 2017)ISBN 978-4-905325-08-6
『アイデアは敵の中にある』(中央公論新社 2016)ISBN 978-4-12-004898-2
受賞
- グッドデザイン金賞2020 (2020年 GROOVE X『LOVOT』)
- CES 2020 INNOVATION AWARD(2020年 GROOVE X『LOVOT』)
- COOL JAPAN AWARD 2019(2019年 GROOVE X 『LOVOT』)
- 日本感性工学会 かわいい感性デザイン賞 2019 最優秀賞(2019年 GROOVE X 『LOVOT』)
- JAPAN WOOD DESIGN AWARD 最優秀賞(農林水産大臣賞)(2016年 トヨタ SETSUNA)
- 日本感性工学会 かわいい感性デザイン賞 最優秀賞(2016年 rimOnO)
- JIDA MUSEUM SELECTION(2015年 zecOO)
- ドイツ iFデザイン賞 (2010年 サーモス JMY)
- グッドデザイン賞 多数
- ミラノサローネ サテリテ 10周年記念展選出(2007年)