コンテンツにスキップ

冨田佳宏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2023年4月30日 (日) 01:02; 愛婆村 (会話 | 投稿記録) による版 (共著: リンク)(日時は個人設定で未設定ならUTC

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

冨田 佳宏(とみた よしひろ、1945年10月31日 - )は、日本工学者。主な研究分野は、連続体力学・計算固体力学など。工学博士大阪大学)。兵庫県淡路市出身。

経歴

[編集]

※出典についてはこちらを参照[1]

兵庫県立津名高等学校を経て、神戸大学大学院工学研究科を修了後、大阪大学大学院工学研究科を修了し、工学博士の学位を取得する。

1973年に神戸大学助手に就任後、1975年に同大学助教授、1990年に教授となる。この間、1976年にはマックマスター大学(カナダ)の応用力学特別研究員、1999年には理化学研究所客員主管研究員、2004年には神戸大学教育研究評議会委員、2005年には神戸大学学長補佐および情報管理室室長、日本機械学会計算力学部門長をつとめた。

2009年に神戸大学を定年退職し、名誉教授。同年より福井工業大学教授に就任。

学会役員としては、日本機械学会計算力学部門長、日本材料学会で会長、Material Science Research International Chief Editorを務めた。現在日本機械学会および日本材料学会名誉会員、ASME(米国機械学会)および日本塑性加工学会フェロー、国内外専門誌編集委員、日本工学アカデミー会員、学術審議会専門委員等を務めている。

著書

[編集]

単著

[編集]
  • 『数値弾塑性力学-有限要素シミュレーション基礎と応用』養賢堂、1990年
  • 『連続体力学の基礎』養賢堂、1995年
  • 『弾塑性力学の基礎』森北出版、1995年

共著

[編集]
  • 日本材料学会(編)『固体力学の基礎』日刊工業新聞社、1981年
  • 『有限要素法の基礎』日刊工業新聞社、1983年
  • 『エンジニアのための機械工学入門』朝倉書店、1991年
  • 『日本塑性加工学会(編)『材料加工の計算力学-進歩するシミュレーション技術』、コロナ社 1992年
  • 日本機械学会(編)『機械工学事典』日本機械学会、1997年
  • 『日本機械学会計算力学ハンドブック』日本機械学会、1998年
  • 日本塑性加工学会(編)『塑性加工用語辞典』コロナ社、1998年
  • 日本材料学会(編)『材料と評価の最前線』培風館、2001年
  • 『材料の力学』朝倉書店、2001年
  • 『計算力学ハンドブック』朝倉書店、2007年

受賞歴

[編集]
  • 1996年5月:日本塑性加工学会 会田技術賞
  • 1998年10月:1998年度国際計算理工学会議(ICES98) K.Washizu Medal賞
  • 2002年4月:日本機械学会 論文賞 他に2008, 2011年度
  • 2002年6月:第14回米国応用力学連合講演会組織委員会主催 Special symposium " Advances in Modeling of Deformation and Instabilities in Solids" to Honor of Professor Yoshihiro Tomita開催
  • 2002年11月:兵庫県科学賞
  • 2005年5月:日本材料学会論文賞
  • 2005年7月:The JACM Award for Computational Mechanics
  • 2007年11月:日本機械学会計算力学部門功績賞
  • 2008年1月:The 9th Mechanical Design and Production Conference研究貢献賞
  • 2008年10月:第52回日本学術会議材料工学連合講演会「冨田記念シンポジウム」開催
  • 2009年7月:日本機械学会材料力学部門功績賞
  • 2010年2月:Int. J. Mech. Sci. SPECIAL ISSUE: Advances in Modeling and Evaluation of Materials in Honor of Professor Tomita刊行 (Int. J. Mech. Sci., 52-2 (2010))
  • 2012年1月:International Symposium on Plasticity and Its Current Applications 2012にて組織委員会主催 Special symposium " Advances in Computational Solid Mechanics” In Honor of Professor Tomita開催
  • 2013年5月:JSCES 2012 Achievement Award

脚注

[編集]
  1. ^ 冨田佳宏 - 科学研究費助成事業データベース
先代
中橋和博
日本機械学会計算力学部門長
2005年 - 2006年
次代
三木光範