縦と横
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縦(たて)は主に垂直や前後の方向を、横(よこ)は主に水平や左右の方向を指す語である。
縦と横は対義語である。
概要
縦は垂直(上下)・前後・南北の方向を指す。横は水平・左右・東西の方向を指す。
- 地図
- →詳細は「非ユークリッド幾何学」を参照
- 見立て
立体や平面の一番長い方向を縦、そのほかの辺などに沿った方向を横という。側面や脇のこと、無関係な方向などを横ということもある。ものを寝かせた状態にすることを「横にする」などと表現することがある。
- 文化
筆画には「たて」「よこ」という基本筆画が存在する。
- 産業
織物においては、上下の方向の糸を経糸(たて糸)、左右の方向の糸を緯糸(よこ糸)という。その他の建設や工業においても、縦方向の部材を縦地(たてじ・たての布地のじ)といい、横方向の部材を横布(よこぬの・よこの布地のぬの)といい、縦を「地」といい、横を「布」ともいう。
- 社会通念・社会学
社会的な関係における上下の構造を「縦の関係」、同じ立場や地位の関係を「横の関係」という。
基準
地球上で重力の影響を意識するときは、重力の働く方向を縦とし、それと直交する方向を横としている。これと同値なものとして、地球を球と見立てた時に、中心から伸びる放射状の全ての径の方向が縦であり、球の円周の接線を横であると定義することもできる。基準となるものがないときは、人の両目を結ぶ方向を横とし、その軸線と直交する方向を縦という。また円盤状の銀河においては、その円盤が回転する方向の面を横とし、その面と直交する方向を縦としている。