東ニューブリテン州
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東ニューブリテン州(ひがしニューブリテンしゅう、英: East New Britain)は、パプアニューギニアの行政区画で、ニューブリテン島の東を占める州である。
州都はココポで、1994年の大噴火によって当時の州都ラバウルが壊滅的な被害を受けた際に移転した。東ニューブリテン州の陸地面積は15,816km²で、人口は32万8369人(2011年国勢調査)[1]。1km²あたりの人口密度は、21人となっている。
東ニューブリテン州の主要輸出物は、ココアとコプラである。観光業も、州経済の重要な部分を担っている。
地区
[編集]東ニューブリテン州は、4つの地区に分かれている。
- ガゼル地区(Gazelle District)
- ココポ地区(Kokopo District)
- ポミオ地区(Pomio District)
- ラバウル地区(Rabaul District)
言語
[編集]以下のようなオーストロネシア系言語が使用されている。
また以下に挙げる非オーストロネシア系言語の名も複数の文献において見られる。
- コル語
- スルカ語
- タウリル語
- バイニン語(Baining; 別名: カカト語 (Kakat)、マカカト語 (Makakat))
- ブタム語(消滅)
- ペレアタ語(Pele-Ata; 別名: アタ語 (Ata)、ワシ語 (Wasi))
脚注
[編集]- ^ “Papua New Guinea: Provinces, Cities & Urban Localities - Population Statistics in Maps and Charts”. www.citypopulation.de. 23 April 2018閲覧。
参考文献
[編集]- R. E. アシャー、クリストファー・マーズレイ 編、土田滋、福井勝義 日本語版監修、福井正子 翻訳『世界民族言語地図』東洋書林、2000年。ISBN 4-88721-399-9
- Hammarström, Harald; Forkel, Robert; Haspelmath, Martin et al., eds (2016). Glottolog 2.7. Jena: Max Planck Institute for the Science of Human History
- Lewis, M. Paul; Simons, Gary F.; Fennig, Charles D., eds. (2015). Ethnologue: Languages of the World (18th ed.). Dallas, Texas: SIL International.