コンテンツにスキップ

リー男爵 (Rea)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2023年2月19日 (日) 05:53; 2400:4053:2042:db00:1db7:f8dd:1f48:8c3d (会話) による版(日時は個人設定で未設定ならUTC

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
リー男爵
Baron Rea

紋章記述

Arms:Or on a Fess wavy Azure between three Stags courant Gules a Lymphad sails furled of the field Crest:A Stag at gaze Gules resting the dexter foreleg on an Anchor Or Supporters:On either side a Stag Gules charged on the shoulder with a Bezant thereon an Anchor Azure
創設時期1937年6月3日
創設者ジョージ6世
貴族連合王国貴族
初代初代男爵ウォルター・リー英語版
現所有者4代男爵マシュー・リー
相続人イヴァン・リー閣下
相続資格初代男爵の嫡出直系男子[1]
現況存続
モットーすべてに備えよ
(In Omnia Promptus)

リー男爵: Baron Rea)はイギリスの男爵貴族連合王国貴族爵位。政治家ウォルター・ラッセル・リー英語版が1937年に叙されたことに始まる。

歴史

[編集]

銀行家ウォルター・ラッセル・リー英語版(1873-1948)労働党の政治家としても活動したほか、王室会計監査官英語版を歴任した人物である[2]。彼は1935年(カンバーランド州エスクデイルの)準男爵(Baronet, of Eskdale in the County of Cumberland)に叙されたのち[3][4]1937年には連合王国貴族としてカンバーランド州エスクデイルのリー男爵(Baron Rea, of Eskdale in the County of Cumberland)に昇叙した[2][4][5]

2代男爵フィリップ(1900-1981)はカンバーランド州治安判事を務めたほか、1962年には枢密顧問官に就任している[2]。彼には子がなかったため、彼の死後に爵位は甥のニコラスが継承した[4]

3代男爵ニコラス(1928-2020)1999年貴族院法成立以降も引き続いて、貴族院に籍を置く92人の世襲貴族の一人であった[2][4]

その息子である4代男爵マシュー(1956-)2020年現在のリー男爵家当主である。


男爵家の紋章に刻まれるモットーは『すべてに備えよ(In Omnia Promptus)[4]

現当主の保有爵位 / 準男爵位

[編集]

現当主である第4代リー男爵マシュー・ジェームズ・リーは以下の爵位を保有している[4]

  • 第4代カンバーランド州エスクデイルのリー男爵(4th Baron Rea, of Eskdale in the County of Cumberland)
    (1937年6月3日の勅許状による連合王国貴族爵位)
  • 第4代(カンバーランド州エスクデイルの)準男爵(4th Baronet, of Eskdale in the County of Cumberland)
    (1935年7月8日の勅許状による連合王国準男爵位)

リー男爵(1937年)

[編集]

爵位の法定推定相続人は現当主の息子であるイヴァン・リー閣下(1991-)[4]

脚注

[編集]
  1. ^ The London Gazette”. The London Gazette. 2019年11月3日閲覧。
  2. ^ a b c d Mosley, Charles, ed (2003). Burke's Peerage, Baronetage & Knighthood. 3 (107 ed.). Burke's Peerage & Gentry. p. 3296. ISBN 0-9711966-2-1 
  3. ^ "No. 34179". The London Gazette (英語). 12 July 1935. p. 4522.
  4. ^ a b c d e f g Rea, Baron (UK, 1937)”. www.cracroftspeerage.co.uk. 2020年8月5日閲覧。
  5. ^ "No. 34408". The London Gazette (英語). 15 June 1937. p. 3856.

関連項目

[編集]