リー男爵 (Rea)
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リー男爵 Baron Rea | |
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Arms:Or on a Fess wavy Azure between three Stags courant Gules a Lymphad sails furled of the field Crest:A Stag at gaze Gules resting the dexter foreleg on an Anchor Or Supporters:On either side a Stag Gules charged on the shoulder with a Bezant thereon an Anchor Azure
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創設時期 | 1937年6月3日 |
創設者 | ジョージ6世 |
貴族 | 連合王国貴族 |
初代 | 初代男爵ウォルター・リー |
現所有者 | 4代男爵マシュー・リー |
相続人 | イヴァン・リー閣下 |
相続資格 | 初代男爵の嫡出直系男子[1] |
現況 | 存続 |
モットー | すべてに備えよ (In Omnia Promptus) |
リー男爵(英: Baron Rea)はイギリスの男爵、貴族。連合王国貴族爵位。政治家ウォルター・ラッセル・リーが1937年に叙されたことに始まる。
歴史
[編集]銀行家ウォルター・ラッセル・リー(1873-1948)は労働党の政治家としても活動したほか、王室会計監査官を歴任した人物である[2]。彼は1935年に(カンバーランド州エスクデイルの)準男爵(Baronet, of Eskdale in the County of Cumberland)に叙されたのち[3][4]、1937年には連合王国貴族としてカンバーランド州エスクデイルのリー男爵(Baron Rea, of Eskdale in the County of Cumberland)に昇叙した[2][4][5]。
2代男爵フィリップ(1900-1981)はカンバーランド州治安判事を務めたほか、1962年には枢密顧問官に就任している[2]。彼には子がなかったため、彼の死後に爵位は甥のニコラスが継承した[4]。
3代男爵ニコラス(1928-2020)は1999年貴族院法成立以降も引き続いて、貴族院に籍を置く92人の世襲貴族の一人であった[2][4]。
その息子である4代男爵マシュー(1956-)が2020年現在のリー男爵家当主である。
男爵家の紋章に刻まれるモットーは『すべてに備えよ(In Omnia Promptus)』[4]。
現当主の保有爵位 / 準男爵位
[編集]現当主である第4代リー男爵マシュー・ジェームズ・リーは以下の爵位を保有している[4]。
- 第4代カンバーランド州エスクデイルのリー男爵(4th Baron Rea, of Eskdale in the County of Cumberland)
(1937年6月3日の勅許状による連合王国貴族爵位) - 第4代(カンバーランド州エスクデイルの)準男爵(4th Baronet, of Eskdale in the County of Cumberland)
(1935年7月8日の勅許状による連合王国準男爵位)
リー男爵(1937年)
[編集]- 初代リー男爵ウォルター・ラッセル・リー (1873–1948)
- 第2代リー男爵フィリップ・ラッセル・リー ,OBE PC(1900–1981)
- 第3代リー男爵ジョン・ニコラス・リー (1928-2020)
- 第4代リー男爵マシュー・ジェームズ・リー(1956-)
爵位の法定推定相続人は現当主の息子であるイヴァン・リー閣下(1991-)[4]。
脚注
[編集]- ^ “The London Gazette”. The London Gazette. 2019年11月3日閲覧。
- ^ a b c d Mosley, Charles, ed (2003). Burke's Peerage, Baronetage & Knighthood. 3 (107 ed.). Burke's Peerage & Gentry. p. 3296. ISBN 0-9711966-2-1
- ^ "No. 34179". The London Gazette (英語). 12 July 1935. p. 4522.
- ^ a b c d e f g “Rea, Baron (UK, 1937)”. www.cracroftspeerage.co.uk. 2020年8月5日閲覧。
- ^ "No. 34408". The London Gazette (英語). 15 June 1937. p. 3856.