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ブサ語 (パプア)

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ブサ語
Odiai
話される国 パプアニューギニア
地域 サンダウン州アマナブ地区英語版セピック川上流北岸、ナミア語英語版地域の西の3つの村(北および東ではヤレ語英語版、南および西ではアバウ語英語版、北西ではナイ語英語版が話されている)
話者数 200人(2000年の国勢調査
言語系統
言語コード
ISO 639-3 bhf
Glottolog odia1239[1]
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ブサ語(ブサご)またはオディアイ語(オディアイご、ブサ語:Odiai)またはウリアイ語(ウリアイご)とは、パプアニューギニア北西部の3つの村で話されている言語である[2]2000年国勢調査が行われた時点で、話者数は244人だった。ブサ語が話されている村の一つは、サンダウン州グリーンリバー地区英語版ラウェイ区ブサ(南緯3度50分14秒 東経141度26分25秒 / 南緯3.837112度 東経141.440227度 / -3.837112; 141.440227 (Busa))である[3]

ブサ語話者は、ブサ地域の北にある6つの村で話されている、ブサ語とは関連の薄いヤレ語英語版話者と、広範囲の交易や文化接触を行っている[2]

分類

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ブサ語はセヌ川語族英語版に分類される可能性がある。Foley(2018)はブサ語を孤立した言語(分類不能)としているが、トリチェリ語族と薄い関係を持つ可能性は排除していない[2]

代名詞

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出典[2]

人称 単数 複数
1 mu mi
2 am
3(男性) a ~ ari ti
3(女性) tu

基礎語彙

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以下はFoley英語版(2018)による、ブサ語の基礎語彙一覧である[2]

日本語 ブサ語
悪い buriambu
wana
baro
乳房
dina
dena
eβa
iri
munã
シラミ amo
nutu
mẽ
首筋 onaiba
aba
道路 ti
bito
wuti
nda
ani
ele
1 otutu
2 tinana
3 wunana
4 aite
5 yumnadi

以下の基礎語彙の一覧はConrad、Dye (1975)によるもので[4]、トランスニューギニア・データベースに掲載されている[5]

日本語 ブサ語
owuna
etete
dinʌ
dena
wʌti
wuti
dʌgʌrʌ
シラミ amo
inʌri
waru
wʌnʌ
mʌiyʌ
aɔ̨
ab̶uwibʌ
皮膚 tati
乳房
nda
nutu
ani
bitɔ
小路 ti
食べる muniʌren
1 otutu
2 tinʌnʌ

接辞

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ブサ語の主語呼応接辞は以下の通りである[2]

人称 単数 複数
1 ma- ma-
2 a- a-
3 m _r_- m-
3 f _w_-

所有接辞-niセピク語族祖語に見られる与格接尾辞*niのほか、アマ語英語版レフトメイ語族英語版にもある[2]

脚注

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  1. ^ Hammarström, Harald; Forkel, Robert; Haspelmath, Martin et al., eds (2016). “Odiai”. Glottolog 2.7. Jena: Max Planck Institute for the Science of Human History. http://glottolog.org/resource/languoid/id/odia1239 
  2. ^ a b c d e f g Foley, William A. (2018). “The Languages of the Sepik-Ramu Basin and Environs”. In Palmer, Bill. The Languages and Linguistics of the New Guinea Area: A Comprehensive Guide. The World of Linguistics. 4. Berlin: De Gruyter Mouton. pp. 197–432. ISBN 978-3-11-028642-7 
  3. ^ United Nations in Papua New Guinea (2018年). “Papua New Guinea Village Coordinates Lookup”. Humanitarian Data Exchange. 2021年4月18日閲覧。
  4. ^ Conrad, R. and Dye, W. "Some Language Relationships in the Upper Sepik Region of Papua New Guinea". In Conrad, R., Dye, W., Thomson, N. and Bruce Jr., L. editors, Papers in New Guinea Linguistics No. 18. A-40:1-36. Pacific Linguistics, The Australian National University, 1975. doi:10.15144/PL-A40.1
  5. ^ Greenhill, Simon (2016年). “TransNewGuinea.org - database of the languages of New Guinea”. 2020年11月5日閲覧。

外部リンク

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