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サンショウモドキ

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サンショウモドキ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし : バラ類 Rosids
階級なし : 真正バラ類II Eurosids II
: ムクロジ目 Sapindales
: ウルシ科 Anacardiaceae
: サンショウモドキ属 Schinus
: サンショウモドキ
S. terebinthifolius
学名
Schinus terebinthifolius
Raddi, 1820[1]
和名
サンショウモドキ
英名
Brazilian Pepper[2],
Aroeira[2],
Rose Pepper[2],
Christmasberry[2]

サンショウモドキ(山椒もどき、学名: Schinus terebinthifolius)は、ウルシ科サンショウモドキ属常緑高木の一種。別名「アカツユ」。

分布

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南アメリカを原産地とする[3]アメリカ(ハワイを含む)、ヨーロッパオーストラリアニュージーランド、日本(小笠原諸島)などに移入分布する[3] [1]

特徴

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高さは2-3m程度で、最大13mにもなることがある。雌雄異株。羽状複葉。集散花序で白い花をつける。赤い果実は鳥などに食べられ、種子が運ばれる。

熱帯・亜熱帯の森林から市街地まで幅広い環境に生育する。

世界中のマングローブや湿地などで繁殖し、自然生態系に甚大な被害を与えている[3]。そのため、国際自然保護連合により世界の侵略的外来種ワースト100に指定されている[3]。伐採、除草剤、火入れ、生物学的防除(天敵導入など)によって駆除が実施されている[3]

参考文献

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  1. ^ a b Schinus terebinthifolia Raddi”. Germplasm Resources Information Network. United States Department of Agriculture (2009年3月30日). 2009年12月30日閲覧。
  2. ^ a b c d (ポルトガル語) Schinus terebinthifolius at Instituto de Pesquisas e Estudos Florestais
  3. ^ a b c d e 多紀保彦(監修) 財団法人自然環境研究センター(編著)『決定版 日本の外来生物』平凡社、2008年4月21日。ISBN 978-4-582-54241-7 

関連項目

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