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ピュハヨキ原子力発電所

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ピュハヨキ原子力発電所(フィンランド語: Pyhäjoen ydinvoimalaitos)はフィンランド北ポフヤンマー県ピュハヨキに建設が予定される原子力発電所フェンノボイマが建設予定であり、2011年10月5日にピュハヨキを建設地として決定した[1][2]

初期の計画では東ウーシマー県のルオトシンピュフターを候補地にしており、さらにその後シモ英語版とピュハヨキが候補地としてあげられた。しかしながらシモは環境保護の観点から批判が多く、岩盤の状態から耐震性も悪かったため、ピュハヨキに決定された。なお、この原発の建設決定は福島第一原子力発電所事故以後では最初の原発建設発表となった。

2015年に建設開始を予定しており、完成は2020年を見込んでいる。建設費は40~60億ユーロを予定し、最大出力は1800MWを想定している。

フェンノボイマは2012年から13年の内に東芝アレバの2社のうちから建設業者を決定する予定で[3]、東芝の1600MWのEU-ABWRとアレバの1700MWの新型加圧水型炉EPRのいずれかの軽水炉を選択することを発表していた。その後、大型の原子炉については東芝が優先交渉権を得ているが[4]、フェンノボイマ株の34%を保有していたE.ONがフィンランドの事業からの撤退を決めて株を売却することを決めており、資金調達の難航によって原子炉が中型炉に変更される可能性があり、この場合はロスアトムを加えた3社による受注競争になると考えられる[5]