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消去法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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消去法(しょうきょほう)とは、様々な選択肢がある場合に、誤りや、あり得ないものを消去していき、最終的に残った選択肢を選ぶ方法。テストなどで使用される。

欠点

様々な選択肢の中に正しい答えがあることを前提とするので、仮に選択肢が全て誤りであった場合には、正しくないものを選んでしまう。

最後に残った選択肢を選ぶので、消去していく順番によっては、どれを正解にすることも可能になってしまう。これを利用して、こじつけに消去法を利用する人もいる。

同じように、たとえ選択肢の中に正解が含まれる場合にも、それに対して慎重に十分な検討をせずに消してしまうと、誤った答えに到達する。

  • 例:「ミステリー・サークルを少人数で短時間に制作するのは不可能である」,「自然現象であのような幾何学模様は現れない」→「地球外生命体が作ったものに間違いない」
    ここでは、少人数で短時間に作れることが実証されているのを、十分に調査していない。

その他

シャーロック・ホームズも自らの推理法を「全ての不可能を消去して、最後に残ったものが如何に奇妙な事であっても、それが真実となる」(When you have eliminated the impossible, whatever remains, however improbable, must be the truth.)と述べており、しばしば消去法を用いて事件を解決する。

関連項目