ノブキ属
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ノブキ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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Adenocaulon bicolor
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分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Adenocaulon Hook. | |||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
ノブキ属 |
ノブキ属 Adenocaulon Hooker は、キク科の分類群の一つ。日本ではノブキがこれに属する。
特徴
[編集]多年生の草本[1]。葉は互生で、茎の基部に集まって生じ、長い葉柄を持つ。花序は円錐状で、頭花は小さい。花序には柄のある腺体を生じる。
頭状花序は雌花と両性花とからなり、頭花の外側に雌花があって痩果を生じるが、内側にある両性花は不稔性で果実を形成しない。雌花の花冠は広鐘型で先端は4-5裂する。総苞片は半球形で5-7個あり、花後には反り返る。花床は鱗片はない。痩果は棍棒状、先端に冠毛はなく、柄のある腺体がある。
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A. bicolor・雌花と両性花の花冠
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A. bicolor・痩果が成熟しかかっている
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ノブキ・両性花がほとんど脱落したところ
分類
[編集]この属の位置づけについては議論があった。メナモミ族、オグルマ族、サワギク族などとする説が唱えられたことがある。佐竹他(1981)ではキオン族 Triib. Senecioneaseに含め、中でもフキ属に近いとしている。
下位分類
[編集]以下の種が知られる。
- Adenocaulon ノブキ属
- A. himalaicum ノブキ:日本~ヒマラヤ
- A. bicolor :北アメリカ
- A. lyratum :中部アメリカ
- A. chilense :南アメリカ
出典
[編集]- ^ 以下、主として佐竹他(1981),p.187-188
参考文献
[編集]- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他『日本の野生植物 草本III 合弁花類』,(1981),平凡社