1993年スペイン総選挙

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1993年スペイン総選挙
国会下院定数350議席、上院定数264議席のうち208議席
第5回スペイン立法議会
1993年6月6日
種類:  立法議会

基礎データ
総人口:  38,869,700
有権者数: 31,030,511
投票数: 23,718,816
  
76.44%  9.6%
有効投票数: 23,591,864
白票: 188,679
無効票: 126,952

選挙結果
スペイン社会労働党(PSOE) - フェリーペ・ゴンサーレス
得票: 9,150,083  12.7%
獲得議席: 159  9.1%
  
38.78%
国民党(PP) (PP) - ホセ・マリア・アスナール
得票: 8,201,463  55.2%
獲得議席: 141  31.8%
  
34.76%
統一左翼(IU) - フリオ・アンギータ
得票: 2,253,722  21.3%
獲得議席: 18  5.9%
  
9.55%
集中と統一(CiU) - Miquel Roca
得票: 1,165,783  12.9%
獲得議席: 17  5.6%
  
4.94%
バスク民族主義党(PNV) - Iñaki Anasagasti
得票: 291,448  14.4%
獲得議席: 5  0%
  
1.24%
その他
得票: 989,763  
獲得議席: 10  
  
4.2%

県別第一党分布図
1993年スペイン総選挙
赤は社会労働党、青は国民党、黄は集中と統一、緑はバスク民族主義者党

首相

1993年スペイン総選挙(1993ねんすぺいんそうせんきょ)は、スペイン国会を構成する議員を選挙するために、1993年6月6日に行なわれた総選挙である。スペイン上院スペイン下院の両院で選挙が行われたが、本稿では下院の選挙結果についてのみ取り上げる。

概要[編集]

90年代前半に、相次いで発覚した政権がらみの汚職事件や経済の停滞により、ゴンザレス首相の与党である中道左派の社会労働党にとって厳しい戦いとなったが、比較第一党を維持することに成功し、引き続き政権を維持することになった。一方、アスナール率いる中道右派の国民党は前回総選挙より議席を大幅に増やし、与党の社労党との差は18議席と大幅に縮まった。

選挙結果[編集]

投票日:1993年6月6日

  1. 選挙区定数は人口比例で配分される。但し、アフリカ地域の2県(セウタメリリャ)は定数1の小選挙区制
  2. 投票は政党あるいはその連合のリストを選択する。個人候補は認められない。
  3. 各リストへの議席配分は、県単位のドント式で実施するが、得票率が3%未満のリストは議席配分の対象外となる。
  • 選挙権:18歳以上のスペイン国民
  • 有権者数:31,030,511
  • 投票率:76.44%
党派別議席数と得票[2]
党派 得票数 得票率
(%)
議席
社会労働党(PSOE) 9,150,083 38.78 159
国民党(PP) 8,201,463 34.76 141
統一左翼(IU) 2,253,722 9.55 18
集中と統一(CiU) 1,165,783 4.94 17
バスク民族主義党(EAJ-PNV) 291,448 1.24 5
カナリア諸島連合(CC) 207,077 0.88 4
エリ・バタスナ(HB) 206,876 0.88 2
カタルーニャ共和主義左翼(ERC) 189,632 0.80 1
アラゴン地方主義党(PAR) 144,544 0.61 1
バスク連帯-左翼バスク(EA-EUE) 129,293 0.55 1
バレンシア連合(UV) 112,341 0.48 1
有効投票数:23,591,864

注:本表では議席を得た政党のみ掲載した。

脚注[編集]

  1. ^ 西平重喜『各国の選挙-変遷と実情-』(木鐸社)の第6.1章「スペイン(ESP)」を参照した。
  2. ^ 有権者数と有効得票数及び投票率、選挙結果は碇順二著『現代スペインの歴史 激動の世紀から飛躍の世紀へ』彩流社、202頁表10「1993年総選挙下院議会結果」、出所:スペイン内務省

参考文献[編集]