風除室

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コンビニエンスストアの入口外側に設けられた風除室(岩手県宮古市)

風除室(ふうじょしつ)は、外気の流入や風の吹きつけを緩和する目的で建物の入口(玄関)前に設けられた小部屋。玄関フードとも呼ばれる[1]

概要[編集]

一般に風除室は、屋外の冷気や熱気の流入を妨げ、屋内の室温を保つために設置される。空調による冷暖房効果を低下させないための空間である。寒冷地の住宅では、冬季の外気温が室内に流入することがないように設置される。また強風によって開き戸の開閉に支障をきたす地域では、開き戸の玄関の前に引き戸の風除室を設けることも行われる。

風除室の構造は屋内へ続くと、屋外に出るための扉が設置され、一方の扉を開いたとしても他方の扉が閉じていれば風が直接流入しないようになっている。閉塞感を減少する意味や表札などを外部から見えやすくする目的から、屋外側の壁面および扉はガラスが用いられていることが多い。一般住宅の風除室は、住宅に張り出した形で設置されることがあるが、公共施設のものも含めて、構造物の一部として風除室のスペースを設けることが多い。北海道において一般住宅に風除室を設置することが普及したのは昭和50年代からとされる[1]

用途別の対応[編集]

スーパーマーケットなどでは、直接風が当たったり、埃や排気ガス、虫などが入ったりして商品の品質に影響するおそれがあるため、風除室を設けることが多い。

ホテルオフィスビルなどでは、風除室の代わりに回転扉を用いて、外気の流入を防ぐことがある。

脚注[編集]

  1. ^ a b 柴山ロミオ (2017年12月25日). “「玄関フード」って何だ? 北海道の玄関を雪や寒さから守るガラスの小部屋”. tenki.jp. 2018年1月6日閲覧。

関連項目[編集]